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イーサリアム上海アップグレード、4月13日に実装

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イーサリアムの開発・支援を行うイーサリアム財団は28日、イーサリアムの上海(Shapella)アップグレードがエポック194048でイーサリアム・ネットワーク上で有効になることを発表した。なお、日本時間では4月13日午前7:27の予定。

「Goerli」テストネットへの移行後、第157回コアデベロッパー会議にて、4月12日の日付で合意に達した。本アップグレードは、前回アップグレード「The Merge」に続くもので、バリデータがビーコンチェーンからエクセキューションレイヤー(EVM)に戻る。

アップグレード完了後には、これらのETHを引き出すことが可能。引き出しは、ステークされたETHをビーコンチェーンのプッシュ引き出しをオペレーションを行う「EIP-4895」を通じて行われる。なお、現在ビーコンチェーンには、1781万ETHがステークされている。執筆時の価格は1776ドルで、約316億ドルが段階的にロック解除されることとなる。

加えて同財団は、「上海」のコード上でのバグを発見した者に対する報奨金を2倍にすると発表。成功したユーザーは、バグの「重要度」に応じて、2000ドルから250000ドルの間で報酬を受け取ることが可能となることを発表した。

イーサリアム財団は、「Goerli」での最後のテストネットの実行を「スムーズだった」としているが、バリデータの多くがクライアントソフトウェアを更新をしてなかったため、アクティベーション時間に顕著な遅れがあった。本件に関して、同財団のティム・ベイコ氏は、「アップデートを行うと経済的インセンティブを得られるため、今回はこの問題は発生しないと確信している」と語った。

アップグレードに参加しないステーカーやノードオペレーターは、アップグレードが発生後、フォーク前のブロックチェーンに同期する事となる。ユーザーは互換性のないチェーンを使用することになり、ETHの送信や上海後のイーサリアムネットワークでの操作が不可能となる。そのため、全イーサリアムバリデータは、エポック194048までにノードを再起動しアップデートが必要となる。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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