トラスティッド

【速報】 ERPC、Solana向けの最速パフォーマンス「専有ゼロ距離ノード」を発表

6分
投稿者 Shigeki Mori
編集 Shigeki Mori

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、CEO:川崎文武)は14日、より高速なSolanaを目指して、既存研究とバトルテストの成果を結集した「専有ゼロ距離ノード」を発表した。同時に、先行販売を開始した。

同社はアプリケーションを高速かつ安定して実行するためのノード構成を探究してきた。その結果、Solana RPC サーバーと専用ベアメタルサーバーを同一プライベートスイッチ上に直結する「ゼロ距離通信」が、最速パフォーマンスの実現において最適であることを突き止めた。

ハイパフォーマンスと超低レイテンシに注力

同社は、業界トップレベルの超低レイテンシ開発を続けてきた。実際、トレーダーはトランザクションやスロットの数ミリ秒単位の違いが結果に影響する。

一方で、「他社製の専有RPCノードをレンタルし、Solanaアプリケーションを直接実行したら、同社の共有RPCを使うより遅くなった」という声もあった。その背景には、同じマシンで複数プログラムを起動することで、Solana RPC が性能向上に必要とするリソースを奪われてしまう問題もある。

たとえ最高品質のCPUやメモリを用意していても、プログラムが小規模に見えても、同一マシンでアプリを動かせばリソースを食い合い、結果的にパフォーマンスは落ちてしまう。

Solana RPC は単独で動作させるほど最大限の性能を発揮する設計であり、他プロセスとの競合を避けることが肝要としている。

さらに、Solana RPC は攻撃対象になりやすいため、セキュリティ対策を怠るとノード全体の処理効率が下がる危険性もある。

ERPC では基本的なセキュリティ設定に加え、動的なセキュリティ対策も実施しており、Solana RPC の安定性を確保している。

研究とバトルテストを重ねた上での結論

同社は長期間にわたる検証と実運用テストを行い、Solana RPC とアプリケーションを物理的に分離しながらも、ネットワーク的には「ゼロ距離」に近づける構成こそが最速のパフォーマンスを得る鍵だと確信。

  • RPC は RPC の役割に専念する: 攻撃リスクの高いRPC部分を厳格に管理し、CPU・メモリなどのハードウェアリソースをフルに活かせるようにすることで、ピーク時でもリクエスト処理が安定。
  • アプリケーションは専用ベアメタルで隔離する: 同一のノード上に載せるのではなく、別の高性能サーバーで動かすことで、リソース競合を防止。どちらにも最大限の処理能力を割けるようになる。
  • 同じプライベートスイッチで直結する「ゼロ距離通信」: ノードとアプリの間に余計な通信経路を挟まないことで、ネットワークレイテンシを削減。物理的な距離がパフォーマンスを左右する大きな要因であるため、直結により圧倒的な高速化を実現。

この仕組みにより、どちらかに負荷がかかっても互いの処理を妨げず、それぞれが最高のパフォーマンスを発揮できる。

専有RPCと共有RPC、どちらでも効果を発揮

最も高い成功率を求めるのであれば「専有RPC」が推奨されるが、共有RPCと同じプライベートスイッチに「専有ゼロ距離ノード」を接続するだけでも、通常の遠隔接続よりはるかに優れたパフォーマンスが得られるという。

  • 専有RPCほどのトランザクション成功率は期待できなくとも、ゼロ距離ノード導入だけでレイテンシが大幅に減少し、多くのケースで速度向上が見込める。
  • 攻撃リスクやリソースの奪い合いを抑え、よりスムーズなトランザクション処理を実現。
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大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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