暗号通貨(仮想通貨)取引所のOKcoinJapanは31日から、ファイルコイン(FIL)の取扱いを開始する。同社は6月20日にFIL7月中の上場を明かしていたが、GMOコインが8日から取り扱いを開始したことで取り扱いは国内第2例目となる。
取引開始時間は17時からで、対象サービスは取引所の板取引および、販売所での売買になる。FILの取り扱いにより、OKCoinJapanは、27種類の暗号資産を取り扱うこととなる。
暗号資産リサーチ企業のMessariのレポートによれば、今年第2四半期には、ファイルコインネットワーク上で活動的な取引を通じて約954PiBのデータが保存され、前四半期比で64%増加。ファイルコインからのプロトコル収入に関しては、91%増の250万FILに上昇した。
マイニング機器の製造販売大手のビットメイン(Bitmain)は21日、ファイルコインのマイニング分野に参入し、ファイルコイン用のマシンを販売開始していた。価格1台あたり約545万円で、ハッシュレート(採掘速度)は1秒間あたり、4,300テラハッシュとなっている。
ファイルコイン(FIL)とは?
ファイルコインは、ユーザー同士でストレージの貸し借りを行う分散型ストレージシステム。ファイルコインでは、IPFSと呼ばれる中央管理者がいない分散型のストレージシステムを採用。IPFSは、世界中のデバイスからストレージが保存可能な場所を見つけて、P2Pの分散ストレージを提供するという仕組みだ。ストレージプロバイダーはマイナーとしての役割を担う。ユーザーは、指定された期間データを保存するためにストレージプロバイダーに料金を支払う仕組みだ。ファイルコインは分散型ストレージを採用しているため、データセンターのようにデータを1つの場所に集約する必要がない。そのため、高速かつ、ハッキングなどに対しても強いシステムを提供する。
暗号資産トラッキングサイトのコインゲッコーによると、現在FILは時価総額ランキング30位に位置しており、価格は4.39ドルで取引されている。FILの価格はこのほどの米SECの未登録有価証券性に対する見解を受け、価格は横ばいとなっており、最高値と比較して約98%下落している。ファイルコイン側はSECの見解に対し、FILの証券性を否定している。
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