Trusted

セコイアとa16zがフィンテックに多額の投資

5 mins
更新 T

ヘッドライン

  • ベンチャーキャピタルの投資がフィンテックに集中
  • 2022年フィンテック企業への投資:A16z-49社、セコイア-25社
  • マーク・アンドリーセン氏はイーサリアムを強く信奉
  • promo

大手ベンチャーキャピタルはフィンテックへの投資を倍増しており、セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)や「a16z」といった企業のポートフォリオではフィンテックが圧倒的なシェアを占めている。両社は2022年にこの分野に多額の投資を行った。

CB Insightsのレポートによると、大手投資会社のセコイア・キャピタルとアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz/a16z)は昨年、フィンテック分野に相当な額を投資した。前者の(フィンテックへの)投資は、100件のディールのうち約25%に充てられた。a16zも同様の傾向が見られた。

2022年という(世界経済の)厳しい年を考えると、この数字は驚異的だ。暗号資産投資がフィンテックに占める割合は限られている一方、世界経済は2023年初頭から荒れた展開となっており、一年を通じて継続または悪化する気配をみせている。

セコイアはフィンテック予算の8%を暗号資産投資に充てているが、CBインサイツによると、EDXM(デジタル資産取引所)とMultis(DeFi銀行)への資金提供がなされているとのことだ。その資金提供のほとんどは、資本市場、決済、給与/福利厚生に集中している。これら3つの区分はそれぞれ、フィンテックの資金提供の16%を占めている。

セコイア投資マップ: CBインサイト

一方、A16zは暗号資産投資に関してはより積極的で、49社を支援した。同社は以前からブロックチェーン技術に関心を示しており、その傾向はますます強まっている。A16zの場合、フィンテック・ポートフォリオの大部分は決済に集中し、28%を占めている。

a16z 投資マップ: CBインサイト

また、ブロックチェーン企業への投資は、ポートフォリオの22%を占めた。資金を提供した企業は、Aztec、Goldfinch、Lido、Near、Phantomなどである。

A16zは資金提供を継続

A16zは以前から暗号資産とブロックチェーン技術への投資に力を入れており、投資ターゲットはしばしばニュースヘッドラインを飾ってきた。2021年には、同社は10億ドルの暗号資産投資ファンドを発表している。インドのような国々も有力なターゲットで、例えばインドのスタートアップ企業はa16zから5億ドルの投資を受けている。

今年2023年は、同社にとってこの分野への大規模な投資の年となるようだ。先週、a16zはWeb3のソーシャルメディア新興企業であるタウン(Town)に2,550万ドルを提供する投資ラウンドをリードした。その数日前には、Web3のセキュリティー新興企業であるStelo Labs向けに600万ドルの投資ラウンドを主導している。

マーク・アンドリーセン氏はBTCよりもETHに強気

マーク・アンドリーセン(Marc Andreessen)氏(a16zの共同創業者)は、暗号資産、特にイーサリアム(Ether)について非常に強気だ。ReasonTVとのインタビューで、同氏は、ビットコインよりもイーサリアムの見通しを楽観視していると述べた。彼の発言の要点は、彼がWeb3が未来であると信じていることであり、それは彼の会社が過去に繰り返し主張してきたことでもあった。

UNIトークンの主要保有者であるA16zは、最近、ワームホールブリッジを使ってバイナンスチェーンにUniswap v3を展開する提案に反対票を投じている。この投票には1,500万UNIを使用し、それが票全体の大勢を占めたとのことである。

ベスト暗号資産取引所
Bitget Bitget 見る
Phemex Phemex 見る
Margex Margex 見る
Bybit Bybit 見る
Coinrule Coinrule 見る
ベスト暗号資産取引所
Bitget Bitget 見る
Phemex Phemex 見る
Margex Margex 見る
Bybit Bybit 見る
Coinrule Coinrule 見る

Follow us on:

X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル

免責事項 - Disclaimers

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

Takashi-HIgashi-new.jpg
Takashi Higashi
国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。
READ FULL BIO
スポンサー
スポンサー