資産管理大手フランクリン・テンプルトンは17日、ブロックチェーンに関する見解を示しソラナ(SOL)への注目を明かした。同社は全世界で1.4兆ドル以上の資産を管理しており、ビットコイン(BTC)現物ETFも発行している。
On Solana, we see Anatoly’s vision of a single atomic state machine as a powerful use case of decentralized blockchains, lowering information asymmetry. And we are impressed by all the activity seen on Solana in Q4 2023
— Franklin Templeton (@FTI_US) January 17, 2024
-DePIN
-DeFi
-Meme coins
-NFT innovation
-Firedancer
同社はレイヤー1ブロックチェーン技術の中でも特にソラナとイーサリアムの潜在能力を高く評価している。フランクリン・テンプルトンはソラナの「シングル・アトミック・ステート・マシン」という概念を、分散型ブロックチェーンにおける重要な応用例として捉えている。同社はこの概念が情報の非対称性を減少させるとした。同社はまた、23年第4四半期のソラナにおける活動に注目し、DePIN、ミームコイン、NFT、DeFi、高性能バリデータクライアントFiredancerを含む多様なプロジェクトの展開に感銘を受けたとした。
フランクリン・テンプルトンは、ブロックチェーン技術全般に対しても前向きな見方を示している。ブロックチェーンの手数料とパフォーマンスの改善に伴い、新たなユースケースが指数関数的に増加すると予想している。エンドユーザーの経済性と体験の向上は重要であると強調している。
また、同社はイーサリアム(ETH)のエコシステムに対しても強い関心を示し、EIP 4844、代替データ可用性(Alt DA)、再ステーキングなど、イーサリアムエコシステムの勢いに寄与する要因を挙げている。
- EIP 4844: Ethereum Improvement Proposal 4844、Ethereumネットワークのデータ処理量とガスコストの問題に対処するために提案されたプロトコル。
- 代替データ可用性(Alt DA): ブロックチェーンのデータ保存の代替手法で、データを効率的に分散し、ネットワークの負荷を軽減する技術。
- 再ステーキング: 同じ資産を複数の分散型アプリケーションやブロックチェーンに同時に担保として提供し、セキュリティを強化する共有セキュリティメカニズム。
ビットコイン、イーサリアム、ソラナ以外の他のレイヤー1ブロックチェーンにも潜在能力があると述べ、これらのネットワークが成長し成熟するにつれ、サポート、開発などに着手する計画である。関係者によれば、同社は今後のファンド提供についての詳細なコメントを控えており、暗号資産とETFエコシステムの動向を継続的にモニタリングし、同社のオファリングの多様化の機会を探る姿勢を示した。米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)は23年12月、ソラナの現物ETFへの関心も高まると指摘してきた。
暗号資産リサーチ会社のメサーリのレポートによれば、ソラナは第4四半期に多くの指標で四半期ごとの成長を維持し、時価総額は423%、平均日次手数料支払ユーザー数は102%、DeFi(分散型金融)のTVLは303%、平均日次DEX(分散型取引所)取引量は961%、日次平均のNFTボリュームは359%の増加を記録した。
ソラナ上のミームコインが活況
ソラナ基盤のミームコインらが市場で急上昇を見せている。コインゲッコーによると、dogwifhat(WIF)は過去24時間で51%上昇し、一時0.46ドルとなり最高値を更新、一週間で257%の上昇を記録した。現在の時価総額は4億2300万ドルで、ミームコイン市場で5位に位置している。
ミームコインMyro(MYRO)も注目を集めている。同コインは17日、ソラナモバイル「Saga」のプレオーダーに追加されると発表され、時価総額は1億7500万ドルに達した。MYRO価格は過去24時間で53.49%増、時価総額ランキングは277位でミームコインの中では9位にとなっている。
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