Friend.techのフレンドチェーン発表後、FRIENDトークンが15％急騰

Web3ソーシャルネットワーキング分野で著名なFriend.techは、ネイティブブロックチェーンを開発するため、大手暗号インフラサービスプロバイダーであるConduitと協力する計画を発表した。

このニュースを受けて、同プラットフォームのネイティブ・トークンであるFRIENDは約15%急騰し、報道時点では0.96ドルに達した。

Friendchainの中心的役割を担うFRIEND

6月8日、Friend.techはFriendchainの計画を明らかにした。Friendchainは、FRIENDトークンを完全に移転可能なガストークンとして活用するための独自のブロックチェーンである。しかし、同プラットフォームは、このプロジェクトの具体的な開始時期については明らかにしなかった。

「Friendchainは、$FRIENDを完全に移転可能なガストークンとして利用する独自のブロックチェーンです。私たちは、このエキサイティングな新章を構築するために、今後数ヶ月の間に必要なすべての情報を最新の状態に保ちます」とプラットフォームは述べている。

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一方、プロジェクトの共同創設者であるレーサーの最近の発言を考慮すると、この決定は驚きではない。5月、Racerはエコシステムからの疎外感を理由に、Coinbaseが支援するEthereumレイヤー2ネットワークBaseから離脱する可能性について議論した。当時同氏は、大きな混乱なくBaseからプラットフォームをスムーズに移行できる開発者には20万ドルの報酬を提供するとしていた。

しかし、このプロジェクトの最近の発表は、コミュニティ内で様々な反応を巻き起こしている。成功した分散型アプリケーションは最終的に独立したチェーンへと進化することを示唆し、これを自然な流れと捉えるアナリストもいる。しかし、この動きが成長を妨げるかもしれないと警告する人もいる。

ソーシャルメディア・プラットフォーム「X」で「The Giver」として知られる著名なFriendTech支持者は、今回の決定を暗号資産ベンチャーにとって「短期的には強気、中期的には弱気」と表現した。同アナリストによると、FriendTechはユーザー獲得の最大化を優先し、BaseとSolanaブロックチェーンを通じたコネクションを活用することで、強固なユーザー基盤を確立するのが理想的だという。

「最終的な長期的ビジョンは、支援者/投資家がプロトコル手数料を切り詰め続け、収益化されたソーシャルメディアのためのWeb3ポータルであるWeb2企業にSaaSの倍率でイグジットすることである。Friend.techは、今日のチェーンに発生する価値を捉えようとしているが、それはあまりにも快楽主義的である。v1（価値が実際に生み出される場所）とv2（クラブ、FPの再仮想化）の間の断絶は、まだ解決される必要があります」と同氏は付け加えた。

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2023年8月のローンチ以来、Friend.techはBaseネットワーク上の主要なSocialFI分散型アプリケーション（dApps）の一つとして台頭してきた。DuneAnalyticsのダッシュボードによると、最盛期には1日の取引量が50万件を超えていたが、最近では1000件を下回る記録的な低水準に急落している。