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ビットコイン、グレイスケールのETF転換により売り圧の鈍化は数ヶ月先か

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更新 Shota Oba

JPモルガンの18日の報告書によれば、ビットコイン現物上場投資信託(ETF)が先週初めて上場して以降、ビットコインBTCは15%以上下落し、グレイスケール・ビットコイントラスト(GBTC)から約15億ドルが流出した。JPモルガンのニコラオス・パニギルツォグル率いるアナリストチームは、GBTCの売却によるビットコイン価格の売り圧を指摘する。

アナリストチームは、「GBTCの投資家は、ETFへの転換に備えて過去1年間にNAV(純資産価値)に対して大幅な割引でGBTCを購入していたが、ETF転換後にビットコイン市場から完全に撤退し、利益を確定させた。これは、より安価なビットコインETFへの移行ではなく、市場からの離脱を意味している」指摘とした。

同チームはまた、GBTCが流動性の優位性を失うと、追加で50億ドルから100億ドルの資本が流出する恐れがあると警告。この流出はGBTCに手数料引き下げの圧力を加えることになり、現在の1.5%の手数料は他のスポット型ビットコインETFと比較して高いとされています。これによりGBTCからのさらなる資金流出のリスクが高まる可能性がある。

GBTCはETFへの変換前に、米国の株式トレーダーが実際の暗号通貨を購入することなくビットコインに投資可能であった、世界最大の規制されたビットコインファンドだった。ビットコインETFの取引開始以降、ビットコイン価格は11%下落し、これはGBTCからの資金流出が原因と分析されている。Atlascap investは報道関係者に対し、「今後1〜2ヶ月以内に GBTCの売却圧力がビットコイン価格に直接影響を及ぼす。この流出率であれば、Grayscale GBTCの純流出はビットコイン価格の変動に2ヶ月以上の影響を与えることはない」と語った

クリプトクアントのキ・ヨン・ジュCEOが19日に示唆したように、オンチェーンデータはETFのファンド運用の重要な指標である。同氏はオンチェーンにおけるGBTCのビットコイン保有量とオフチェーンでの開示情報との間に1万9500BTCの差が生じており、これがGBTCに持続的なプレッシャーをかけている状況が見受けられるとした。

ビットコイン価格はセオリー通り、「ニュースで売り」を慣行していくのか

暗号資産トレーダーのストックマネー・リザーズ氏は19日、ビットコインの日足チャートに弱気のダイバージェンスがみられると指摘し、数週間から数ヶ月の調整を予想している。この予想は、日足に見られる弱気のダイバージェンス、トレンドラインの割れ込みと再テストというパターン、ETF承認前の過剰な織り込みマーケット状態からの現状の落ち着きから成り、価格の修正を示唆しているとした。

当社最高ニュース部門責任者アリ・マーチン氏は同日、3〜6ヶ月前に平均価格2万6000ドルで購入された約5万9000ビットコインが最近売却され、57.69%の利益を上げたと指摘。これは約8億8500万ドルの総利益に相当する。

MNトレーディングコンサルタンシーのCEO兼創設者であるミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏は19日、ビットコイン価格について「すでにその段階にあるかもしれないが、価格回復前にさらなる下落をテストする可能性が高い」と述べた。「個人的には、ビットコインをより多く蓄積するために3万6000ドルから4万ドルの範囲に注目している。レンジは明確に定義されている」と付け加えた

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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