GMOインターネットグループは13日、AI・ロボティクス時代に不可欠なGPU計算資源とセキュリティの脅威・対応策について同社の指針を発表した。22日にサービス開始予定の「GMO GPUクラウド」を通じて、高性能なGPU計算資源を提供し、AI開発や機械学習に不可欠な環境を整備していく。
同社は同日、東京で開催された「NVIDIA AI Summit」において、AI・ロボティクス社会での活用が期待されるソリューションについて、GMO GPUクラウド川村周プロダクトマネージャーとGMOサイバーセキュリティ byイエラエ小池悠生サイバーセキュリティ事業本部執行役員が登壇し、AI・ロボティクス時代に不可欠なGPU計算資源とセキュリティの脅威・対応策について解説した。
川村氏は「AI学習に不可欠なGPU計算資源の提供です。GPUクラスタの導入には高度な技術と専門知識が必要ですが、私たちはこれまでのインフラ提供の経験を活かし、最適化されたGPU環境を提供します」と語った。
また’、小池氏は「22日にリリース予定の『GMO GPUクラウド』をはじめとするAI・ロボティクス時代のインフラ提供と、GMOサイバーセキュリティbyイエラエによる高度なセキュリティサービスを通じて、AIとロボットの安全・安心な活用を総合的に支援してまいります」と語った。
国内クラウド事業者初「NVIDIA Spectrum-X」を採用
世界的に生成AIブームが過熱し、日本国内でも基盤となる大規模言語モデル(LLM)の開発に必要なAI用GPU(画像処理半導体)インフラの確保が難しくなっている。中小企業、大学、公共機関はGPU確保が難しい状況だ。その最大手がNVIDIA社だ。
同社はAIワークロード専用に設計された世界初のイーサネットファブリックであるNVIDIA Spectrum-Xを国内で初めて採用。Spectrum-Xはネットワークのパフォーマンスを強化し、AIワークロードの高速処理、分析、実行を可能にする。
さらに、NVIDIAプラットフォームとの組み合わせで最適なパフォーマンスを発揮するDDNの高速ストレージを採用。強力な性能を持つAI開発プラットフォームをワンストップで提供していくといった点で日本の企業などから注目を集めている。
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