年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は19日、低流動性資産等に関する情報提供依頼の募集を開始した。同法人は年度計画の記載事項について研究を行うこととしているところで、募集されている情報にはビットコイン(BTC)も含まれる。 GPIFはこれらの資産に関する基本的な知識、海外年金基金の投資事例やポートフォリオ組み込み方についても求めている。
GPIFは世界最大の年金基金として知られ、2023年12月末時点で約225兆円の運用資産額を持つ。現在は、国内外の株式や債券といった伝統的資産や、インフラや不動産などのオルタナティブ資産に分散投資を行う。
今回の募集は、長期的な視点から基本ポートフォリオに関わる理論と革新的な運用戦略の調査研究を目的としている。運用の多様化・高度化、サステナビリティを重視した投資活動の推進、リスク管理先端技術の活用等に資する研究と持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた活動の検証を行う。
募集内容は、ビットコインに加えインフラストラクチャー、不動産、プライベートエクイティを含む低流動性資産の基本情報、測定方法、期待リターン、リスク、パフォーマンス評価、ESG評価方法に加え、森林、農地、金などに関する情報も含まれる。
募集期間は4月19日までで、提出方法はメールによる。これらの情報は、今後の調査研究の参考として用いられ、運用戦略の多様化に寄与することが期待される。ただし、今回の募集が将来的に投資対象を拡大することを意味するわけではなく、集まった情報を基に今後の調査研究の可否を検討する段階である。日本では平成13年度以降、厚生労働省が、年金積立金をGPIFに直接預けて運用している。
募集要項:https://www.gpif.go.jp/info/20240319_RFI_J.pdf
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