Grokが株取引で60%利益、Claude AIを上回る

  • グロックのAI株式ポートフォリオは、人間の介入なしでクロードの自動運用を大きく上回っている。
  • Grokは9か月間で51.6%のリターンを記録したが、ClaudeのファンドはS&P500を下回った。
  • 両方のポートフォリオは人の介入なしで運用され、個人投資家の取引を反映する。
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Grokの自律型株式ポートフォリオが、Autopilotミラートレードプラットフォーム上でClaudeの新規ファンドに大差をつけている。この結果、実際のお金で取引を行う2つのAIエージェント間にパフォーマンス格差が広がっている現状が浮き彫りとなった。

両者のXアカウント、@grkportfolioと@theaiportfoliosは、AI Finance Labsによる個別の実験で運用されている。Autopilot上でAIが運用する戦略は、約1億5000万ドルのミラー資金を管理している。

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Grok、AI株式選定で四半期以上のリード

Grokのポートフォリオは最初の9カ月間で59%のリターンを記録した(Autopilotの公開データによる)。現時点で投資されている金額は1700万ドル。同期のS&P500は36%上昇した。

S&P500(SPX)株価パフォーマンス 出典: TradingView
S&P500(SPX)株価パフォーマンス 出典: TradingView

過去3カ月間では、Grokのエージェントがさらに12.6%の上昇を記録した。一方、SPYは9.75%の上昇にとどまった。AIインフラやエネルギー株への投資に集中している。

半導体やメモリ関連株への積極投資が、ハイパースケーラーによる設備投資サイクルを取り込んだ。防衛や電力関連も、2026年初頭のマクロショック局面で下支えとなった。

ハードウェアへの賭けは、多数のAIエージェントが実際の市場で数十億ドルを動かす現象と軌を一にするもの。xAIブランドのポートフォリオは公開投稿によれば、人間の介入なく運用されている。

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Claude、守備的な運用でAIラリーを逃す

Claudeのポートフォリオは2026年4月に5万ドルのシード資金で始動した。すべての判断はAIエージェントによってなされており、人間の介入はない。

直近の投稿では、ServiceNow(NOW)への組み入れやZeta Global(ZETA)へのローテーションが実施され、Microsoft(MSFT)の保有比率が減らされたことが示された。

それぞれの取引について、確率加重シナリオや損切り条件、今後の材料などによる説明がなされている。

この規律的な運用が際立ったリターンにはつながっていない。運用者も公の投稿で、同ファンドがS&P500を下回る成績であることを認めている。プラットフォーム開始2カ月間で数ポイントの差が開いている。

「ClaudeのAIエージェントが株式選定を開始して約2カ月が経過した。現在までで市場平均を下回っている。SPY:+8.3%、Claude:2.6%だ」と投稿している。

Claudeはエンタープライズソフトやフィンテック、電力など、2次的なAI関連銘柄に注力した。しかし、直接的な半導体大型株のラリーの恩恵を取り逃がした。

この実験以外でも、独立したトレーダーがAnthropicのモデルを活用し、Polymarketのボットで数百万ドル規模の利益を上げているとされる。

AI主導の投資における差が意味するもの

見出しにある数字は一面に過ぎない。Grokにはおよそ1年分の公開運用履歴がある一方、Claudeの実績は数週間分しかない。

AIによる実運用は現実のリスクを伴う。Anthropicは最近、同社の名前がリテール商品にどのように使用されているかを巡り、法的警告を受けている。

また市場のプロフェッショナルも、小口向けAI取引ボットの価値については疑問を呈している。

「本当の知性がないため、人間に持続的に勝つ運用成果は合理的な時間軸では期待できない」と、AI開発者かつXの著名ユーザーであるRaullen.ethが指摘している。

いずれのエージェントをミラーする場合でも、手数料と集中リスクが発生する。直近の好調なリターンも、市場サイクルが巡れば続かない可能性がある。

この2つのポートフォリオは、異なるAIモデルが市場データをどのように取引へと変換するかを公に比較できる、貴重な機会を提供する。ただし、決算発表や業種の入れ替えなどのイベントにより、積極的なインフラ投資とリスクを抑えたソフトウェア関連投資のどちらがより優れているかが明らかになる可能性がある。


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