フォビトークン（HT）がレバレッジのリクイデーションにより価格が急落
仮想通貨（暗号資産）取引所のHuobi（フォビ）が提供するネィティブトークンであるフォビトークン（HT）の価格が急落。一時価格は1.8ドル台を記録し、93％以上の下落を見せた。現在の価格は急落時に比べ大きく値を戻し、3.8ドル付近を推移している。この下落により、時価総額はわずか1時間足らずで2億ドル以上減少、その後1000%以上回復を見せている。
仮想通貨データ会社カイコのリサーチャーのリヤド・キャリー氏のツイートによると、暴落直前の5分間に$200万相当の売りがあったとしており、これはHT-USDTペアでの通常の60万ドルの購入よりも大幅に高いことが伺える。
フォビアドバイザーのジャスティン氏：流動性ファンドを設立する
フォビのグローバルアドバイザーであるジャスティン・サン氏は今回の下落を受け、「フォビのオペレーション、ウォレットそしてバックエンドは安全です。先程のHTの価格変動とレバレッジの清算は、少数のユーザーによってスポットとフォビトークンのコントラクト市場で強制リクイデーションを連鎖的に引き起こされたことが原因でした。この大規模な市場に与える影響を深くお詫びすると共に、複数の通貨の流動性を改善するためにフォビグローバルのプラットフォームでは、1億ドルを投資した流動性ファンドを設立します。」とツイート。その2時間後には１億ドルのUSDCの送金の行ったことをツイートをしている。加えてジャスティン氏は、今回の暴落によって生じたプラットフォーム上のレバレッジによるポジション損失をすべて負担するとツイートしている。
フォビトークンは、ERC20に準拠し、2018年1月にローンチされた仮想通貨取引所フォビのネイティブトークンである。フォビトークンでは取引の手数料の割引や、VIPステータスプランを購入による更なる取引手数料の割引、取引所の決定に対して投票権、季節ごとの買い戻しに対して仮想通貨報酬の受け取りなどといった、様々なユーティリティを持つトークンだ。先日の香港の証券先物委員会の仮想通貨取引のライセンスに関するニュースにて、フォビのライセンス申請を受けフォビトークンの価格は24%急上昇していた。
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