「フー・レジ」と名乗るユーザーが17日、165万ドル相当のイーサリアムトークンをバーンし、さらに535万ドルを寄付した。同氏はマインドコントロールチップについて奇妙な文章を投稿し、複数の自殺に関する声明を含めた。
この悲しい話は暗号資産コミュニティに衝撃を与え、トロン創設者のジャスティン・サンのような人物が彼を支援しようとした。しかし、同時に少なくとも1つのミームコインを生むなど、否定的な影響も及ぼした。
フー・レジ、イーサリアム大量バーン
匿名のイーサリアムユーザーが17日、500ETHをバーンした。これは約165万ドル相当だ。これらの取引には、送信者がフー・レジと名乗る明らかなマニフェストが含まれていた。
フーはイーサリアムを使って、クアンデ投資に対する一連の奇妙な苦情を述べた。彼の雇用主であるとされるこの会社に対し、マインドコントロールに関連するものだ。また、彼は自殺をほのめかした。
「クアンデ投資のボスであるフェン・シンとシュ・ユージは、脳コンピュータ兵器を使って全社員と元社員を迫害し、彼ら自身もコントロールされている。私はフー・レジ、普通のプログラマーであり起業家だ。もしある日、最終段階の犠牲者になったら、この世を去るつもりだ」とメッセージに書かれている。
フーのメッセージは、イーサリアムコミュニティや暗号資産業界全体から多くの懸念を呼び起こした。
例えば、トロン創設者のジャスティン・サンは、コミュニティがフーに意見を表明する機会を与えるべきだと述べた。脳チップ研究は、暗号資産業界全体で物議を醸しているトピックだ。
500ETHをバーンしたことに加え、フーはさらに1647トークンをバーンまたは寄付した。様々な暗号資産関連の慈善活動、例えばウィキリークスやエンダオメント、イーサリアム財団などに寄付した。合計で、この2回目の寄付と小規模なバーンにより、彼のイーサリアムウォレットは約535万ドル軽くなった。
「2022年10月以来、私は生まれた時からマインドコントロール組織に監視され、操作されていることに気づいた。今や私は人間としての尊厳を完全に失った。この世界を去ることを決意し、この醜い世界が早く滅びることを望んでいる」とフーは主張した。
ETHの価格は今日一時的に上昇したが、この事件とは関係ない可能性が高い。おそらく、今日のイーサリアムの上昇は主にソラナの論争によるものだが、フーが上昇または下落に寄与した可能性もある。
フーは彼の雇用主をクアンデ投資と特定したが、コミュニティの調査によれば、これはウィザードクアントキャピタルマネジメントであると特定された。
この名前の混乱にもかかわらず、無関係な個人がすでにクアンデミームコインを立ち上げた。フーにちなんだ他のミームコインもソラナで立ち上げられている。フーのイーサリアムバーンを引き起こした精神的な健康問題が、すでにミームの世界に貢献した。
残念ながら、フーの（仮名かもしれない）脳チップやマインドコントロールに関する主張は、あまりにも奇抜で額面通りに受け取ることはできない。現時点で、暗号資産コミュニティは彼が深刻な自己傷害をする前に助けを得られることを望んでいる。
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