Huobi、そしてKuCoinがロシアの制裁を受けたロシアの銀行のユーザーに対してサービスを提供し続けいることが明らかに。
セーシェルに拠点を置く大手暗号資産取引所のHuobi 、そしてKuCoinがロシアの制裁を受けた銀行のユーザーに対してサービスを提供し続けいることがアメリカの政治系ニュースサイトの Politicaに提供されたデジタル資産データ分析会社Inca Digitalによるレポートによって明らかになった。
Inca Digitalのレポートによると、指摘された2つの主要な暗号資産取引所は、Sberbankのような制裁を受けたロシアの銀行の顧客が指摘されたプラットフォームで取引上することが現在も可能になっているという。レポートではその手段として、銀行発行のデビットカードを使用することでいずれかの取引所のピアツーピアの暗号資産取引所での取引を可能にしていることを具体的に示唆している。
HuobiとKucoinは、制裁された銀行からの資金を直接受け入れていないと主張している。しかし、Inca DigitalのCEOであるアダム・ザラジンスキー氏は、「抜け穴が存在するにもかかわらず、上記の活動は国際制裁に直接違反している」と主張。この件に関してHuobiとKucoinはコメントの要請に応じなかったという。
ザラジンスキー氏によると、Inca Digitalはロシアによるウクライナ侵攻から1年目であることを踏まえ、近々に報告書を発表する予定だという。この報告書では、バイナンスがロシアのユーザーに対して、取引所とピアツーピア市場で暗号通貨を購入するための”複数の方法”を提供しているとされていることからバイナンスのポリシーに欠点があることの指摘をはじめとした、62個の暗号資産取引所においてロシア人がKYCチェックの通過の必要性があるかどうかなど、様々な見解が含まれているという。現時点においてはバイナンスはこの指摘された問題について否定している。
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