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インドWazirXがバイナンスとのバトルを覚悟

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ヘッドライン

  • WazirXがバイナンスの申し立てを批判
  • WazirXはリコースと法的権利の確保に向け準備
  • インド市場参入を目指すバイナンスの対応に憶測
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インドの暗号資産取引所WazirXは、最近のバイナンス発言は間違いと誤解を招くとして、バイナンスへの対決姿勢を露わにしている。

WazirXとバイナンスは昨年8月以来、前者の所有権をめぐって公開討論にまで至っている。WazirXの共同創設者である”Nischal Shetty”氏は、バイナンスがWazirXを買収したのだと主張している一方、もう一人の共同設立者である”Changpeng Zhao”氏は、そうした主張に異を唱えている。

先週、バイナンスはWazirXへのウォレットサービスを終了し、同取引所との関係をすべて断つと発表した。バイナンス側は、WazirXが取引所の所有権に関する発言撤回を拒否したため、同決定を下したとのことである。

WazirXはバイナンスに本気で立ち向かう予定

この(バイナンスの)発表を受け、WazirXは資産の90%をバイナンスに保管していたため、WazirXユーザーの間でパニックが起きた。暗号コミュニティでは、WazirXで資金が安全に保たれているかどうかを疑問視している

その後、Nischal Shetty氏が主導するWazirXは、資産をマルチシグウォレット(multisig wallets)に転送していると発表し、事態は収拾した。以下のツイートは、ユーザーの資金がWazirXで安全に確保されていることを明らかにしたものだ。

2月7日、WazirXは自社に対する(バイナンスの)申し立てを 「間違いと誤解を招くもの」 とする声明を発表した。同社は、バイナンスの発表について心配には及ばないと断言した。声明には、「バイナンスの行為については、我々はリコースを求め、我々の法的権利を守るために必要な措置をとっている 」と記されている。

バイナンスは競合相手を一掃しようとしているのか?

WazirXはインドで最大の取引所の一つであり、2億4332万ドル以上の価値のある暗号資産を保有している。それゆえ、一部のTwitterユーザーは、バイナンスが競合他社を無力化してからインド市場に参入するのではと推測している。

(こうした見方に対し)、Changpeng Zhao氏は、インドは暗号資産に対し敵対的アプローチをとっているため、さらなる暗号資産の発展には不向きであると考えている

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Takashi Higashi
国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。
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