ジム・クレイマー(Jim Cramer)氏(米CNBCの投資情報番組『Mad Money』の司会者)の財務アドバイスに「基づかない」、インバース・クレイマー・トラッカーETF(Inverse Cramer Tracker ETF:インバースETF)が、取引開始から2週間が経過し、市場で高いパフォーマンスを示している。
3月2日、インバースETFはシカゴ・オプション取引所で取引を開始した。また、ロング・クレイマー・トラッカーETF(Long Cramer Tracker ETF:LCT-ETF)も同時に始まった。
ジム・クレイマー氏の投資アドバイスがネタ-インバースETFが人気化
投資家でUinvstの創設者であるGurgavin Chandhoke氏はTwitterで、インバースETFが市場で5%の上昇を見せていると述べた。同氏は、同ETFのパフォーマンスをSPDR S&P 500 ETF Trustと比較している。
シリコンバレー銀行の破綻後、ダウ工業株30種平均とS&P500は共に損失を被った。他方、ナスダック総合指数は今週月曜日に終値の上昇で引けた。これについて、上記ジム・クレイマー氏は、FRBはほぼ金利引き締めを終えたのではないかと観測している。
クレイマー氏による株式と暗号資産のアドバイスがネタに
CNBCの「マッド・マネー」の司会者であるジム・クレイマー氏は、3月13日月曜日の同番組のエピソードで、現時点でのテックセクター買いは「軽率」であると述べた。債券利回りに基づくアルゴリズムによって(買いが)加速されているという。
(こうした発言は)、インバースETFが利用できる(局面)かもしれない。クレイマー氏はまた、「FRBと戦うのをやめる」ことを推奨し、ギットラブ社(Gitlab Inc)のような小規模なテック企業は、赤字を生むソフトウェア企業であると付け加ええた。彼は、「それ(Gitlab Inc)は潰れかかっている。そういう企業は、どうか今後も避けてほしい 」と述べた。
一方、ネット上では、クレイマー氏が3月10日に取り上げたFRCファースト・リパブリック・バンクについての発言がみられる。(同氏のコメント以来)、同銀行の株価は先週から75%以上下落している。
さらに、ネットユーザーは、今年2月にシリコンバレー銀行の親会社の株式を購入するよう「マッド・マネー」の視聴者に助言したとして司会者であるクレイマー氏を批判した。2022年4月にクレイマー氏は、収益の伸びに基づいて買いだと思う投資可能な金融機関4社のリストに、先日破綻したシグネチャー銀行を含めていた。
インバースETFの目論見書によると、同ETFは取引日中、クレイマー氏の銘柄選択と一般的な市場推奨を監視しているとのことだ。これには、Twitterや同氏のCNBCテレビ番組による公開推奨も含まれるが、(同ETFは)(そうした発言とは)反対(インバース)のポジションを取る。
クレイマー氏は(価格上昇の)ラリーで「自分のビットコインを売る」と宣言した。
現状では、ビットコインは銀行危機から復活し、今週火曜日に24,000ドルを突破し、この1日で10%以上の上昇を示した。
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
