ビットコインマイナーのIREN Limited(NASDAQ: IREN)は、AIインフラへと事業を転換した他社の一つであり、7月30日に30%上昇し、AIインフラ株全体の売りから回復した。
共同CEOのダニエル・ロバーツ氏は、IRENのコンピューティング能力に対する顧客の需要が、現時点で同社が構築できる規模を上回っていると投資家に伝えた。
CEO、株価でなく契約収益を重視
ロバーツ共同CEOは、最近の株価の変動に直接言及するのではなく、Xへの投稿でビジネス自体に視点を移した。同氏は、すでに調印済みの契約がIRENの2026年年間収益ランレート目標40億ドル超の85%をカバーしていると述べた。現在も現場では建設作業が進行中としている。
「本日時点で分かっていること:当社への需要は全ての開発ペースを上回っている。2026年目標40億ドル超の85%はすでに契約済み。現在、現場では数千人がコンクリートを流し、GPUラックを組み立てている。これより厳しい状況も経験済み。引き続き事業に専念する」
— ダニエル・ロバーツ共同CEO、IREN
前受金で資金調達懸念が後退
この上昇は、IRENが7月上旬にマイクロソフト、NVIDIA、Perplexity、Figure AIと締結したAIクラウド契約28億ドル分を背景にしている。新たな複数年契約の多くには顧客の前受金が含まれている。これらの支払いは関連GPU設備投資の約45%をカバーし、IRENの資金調達懸念を払拭する要因となっている。
IRENの株価は先月30%超下落していた。同業のTeraWulfやApplied Digitalも同様である。下落は、AIホスティング分野への転換を進めるビットコインマイナー株全体の調整を反映していた。
反発時の取引量は7300万株近くに達し、IRENの平均約5300万株を大幅に上回った。根本的な材料にショートカバーが重なった格好である。
この反発が持続するかどうかは、IRENが2027年の12ギガワット設備目標の達成過程で契約済み収益をどれだけキャッシュフローに転換できるかにかかっている。









