GameFi、DeFi、Web3に特化した台北のベンチャーキャピタルInfinity Ventures Crypto (IVC)が主催するWeb3カンファレンス「IVC Summit 2025」が2日、京都市内で開催された。各領域のアジアの要人が一堂に会し、ステーブルコイン、Web3ゲーム、AI業界の日本市場における近未来を語った。
7つのパネルディスカッションが行われた同カンファレンスは、オープニングでIVCパートナーの田中章雄氏、JTロー氏、アン・チエン氏が現在のWeb3業界の概況を語った。
特にロー氏は、同社が多く投資しているWeb3ゲームの業界よりも「AIの成長ついて注目している」と語ったほか、DEX(分散型取引所)のハイパーリキッドに注目しているとも語った。
同氏によれば、ハイパーリキッドのDEX取引量の増加が顕著であり、永久取引市場の約60%を占めていることを紹介。インデクス取引を支配し、市場を驚かせているという。

また、2025年に入り、ステーブルコインの台頭が米国と日本で大きな展開を見せている。ステーブルコインが現在2500億ドルの規模で着実に成長しており、次世代金融インフラへの展開を示している。
特に、米国では6月17日にGenius Act(法案)が承認され、日本ではサークル社の市場参入やJPYC株式会社の活動が盛んだ。また、香港では8月にステーブルコイン制度がスタートすることが明かされた。
ロー氏は、韓国など他のアジア各国でも同様の動きが見られると強調し、6月以降、その法的地位がより明確になったk十日ら、取引件数が急増していると語った。1月に2億5000万件と急増した取引件数は2025年に入り約9億件と急増、昨年の12億5000万件を超える勢いとなっている。
ウォレットでは日本はアジア最大の市場
こうしたステーブルコインへの機運が高まる中、IVCは業界で最も多くのウォレットを持っているという。
中でも、アジア各国では5億5000万ものウォレットを持ち、その中で3億2600万が良好なWeb3環境にあるとロー氏は語る。
その中においても最多のウォレットが日本にあり、ロー氏は「規制と公示性の点において素晴らしい市場」と評した。
それに次ぐのがタイ、フィリピン、香港で、世界が暗号通貨やステーブルコインによりオープンになるにつれ、発展途上国がこの分野でリードしつつあると、ロー氏はアジアでの拡大に期待を寄せた。

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