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JAL・博報堂、RWAをNFT化する実証実験「KOKYO NFT」第2弾を開始

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ヘッドライン

  • 日本航空(JAL)と博報堂は5日、「KOKYO NFT」実証実験第2弾を開始した
  • 同取り組みは、地域の特別な体験や現実資産(RWA)をNFT化し、こ国内外の購入者に提供することで、訪問者を関係人口に変える目的を持つ
  • 6種類の「KOKYO NFT」をイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンである「Astar zkEVM Powered by Polygon」上にて発行・販売される
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日本航空(JAL)と博報堂は5日、「KOKYO NFT」実証実験第2弾を開始した。同取り組みは、地域の特別な体験や現実資産(RWA)をNFT化し、こ国内外の購入者に提供することで、訪問者を関係人口に変える目的を持つ。

実証実験第1弾で両社は2023年2月に実施され、限定的な体験としての希少性の向上や、体験者同士、または体験者と地場企業とのつながりの深化など、NFT化による地域体験の新たな価値を検証した。第2弾では規模や内容を拡大し、特に地域の現実資産(RWA)に焦点を当て、6つの地域でのNFT化を行う。

北海道虻田郡洞爺湖町では「洞爺湖ロングラン花火」のプロデュース権、茨城県水戸市では明利酒類提供の希少な日本酒「雨下-uka-」の生酒試飲権、福井県越前市では越前打刃物の作製体験権など、各地域の特色を活かした体験がNFTとして提供される。6種類の「KOKYO NFT」をイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンである「Astar zkEVM Powered by Polygon」上にて発行・販売される。2次流通はNFTマーケットプレイス「Rarible」で行われる見込み。

初回ミッション達成者にはNFT無料配布も

ダイナミックNFTを活用したプロモーションも実施され、初回のミッションを達成した者にはNFTが無料配布される。その後のミッション達成でNFTの画像が変化していく仕組みを通じて、折り紙が徐々に形作られていく体験が可能になる。

  • ダイナミックNFT(Dynamic NFT、動的NFTまたはdNFT):生成後も特定の条件を満たすと表示方法が変わるNFTを示す。従来の静的なNFTと異なり、リアルタイムでデータを取り込み、条件の変化に応じて自動的に進化する特性を持つ。

実証実験では、JALがサービス全体の企画を担当し、博報堂がサービス全体の企画及びプロジェクトの制作進行管理を行う。SEEDERが実証実験のプロデュース、NFTの発行・販売を主体として行い、PONT(beyondClub)がNFT発行技術の支援やSNS運用、PR支援、コミュニティ運営支援を提供し、wondertrunk & co.がNFT企画・体験設計の支援を行う。JALは7月、LINEの暗号資産(仮想通貨)事業を展開するLINE Xenesisとともに、JALのNFT「JAL TODOFUKEN NFT コレクション」の販売していた。

米著名ベンチャーキャピタルのパンテラキャピタルは24年の暗号資産市場において、RWA(実物資産)のトークン化に関心を示した。これには伝統的金融(TradFi)の商品のトークン化も含まれる。同社は暗号資産がTradFi市場での露出を増やすことで、TradFi-DeFi間の橋渡しを実現し、投資家に流動性と多様性をもたらすと見ている。

昨今、RWAのトークン化の実生活との結びつきを強める動きが見られており、SBINFTは5月をめどに、ベータ版提供中の「SBINFT Mits」にヤマト運輸の配送連携APIサービスを導入する。これによりユーザーがウォレットアドレス等を把握しているプロジェクトからRWAの発送が容易になる。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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