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日本発暗号通貨Jasymy、バイナンスの発表を受け25%流動性が低下|Kaikoレポート

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暗号資産データプロバイダーKaiko(カイコ)は15日、週間レポートを発表した。同レポートによると日本発暗号通貨Jasmy(ジャスミー)の流動性が25%近く低下した。原因は最大手暗号資産取引所バイナンスの同銘柄のイノベーションゾーンへの移動と見られる。

画像Kaiko
  • バイナンスのイノベーション・ゾーンは、他の上場トークンと比べてボラティリティとリスクが高い革新的なプロジェクトの取引を提供する。同社による定期的なレビューで移動すべきプロジェクトを確認した場合、イノベーション・ゾーンへ移動となる。

同取引所のチャンポン・ジャオCEOは「ジャスミーを含むトークンの移動は”進行していないプロジェクト”が含まれ、上場廃止の可能性がある前の中間段階としてそれらを動かしている」と語った。ジャスミーおよびOMGはイノベーション・ゾーン移動の発表とともに25%流動性が低下した。

イノベーション・ゾーンへの移動を受けジャスミー側はイノベーション・ゾーン移動の撤回を求めた請願書を作成。同書でジャスミーは「ジャスミーをイノベーションゾーンに閉じ込めることは、ジャスミーの真の能力と本質的な価値を曖昧にしてしまう。ジャスミーはメインの取引プラットフォームに値します。我々は、バイナンスがその決定を再評価し、ジャスミーに内在する並外れた可能性を認識することを強く求める」と主張した。現在、1604人が請願書に賛同している。

バイナンスは9日には、ジャスミーのBNBおよびETH建て取引を停止することを発表していた。

JASMYとは

JASMYは日本企業ジャスミーが開発した暗号通貨。ERC-20トークン規格に基づいており、ブロックチェーンとIoTを組み合わせ、活用を目指すプロジェクト。ユーザーが個人情報を完全に制御できるようにすることで、個人データの主権を回復および保護することを目標としており、「情報の民主化」というテーマを掲げている。暗号通貨トラッキングサイトのコインマーケットキャップによると、本稿執筆時点で時価総額は2.2億ドルで、時価総額ランキング128位に位置付けている。

  • IoT(Internet of Things)とは、インターネットに接続され、データを収集・交換する様々なデバイスを指す。モノのインターネットとも言う。
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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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