ジャスティン・サン氏が1420万ドルのETHを移動、価格が178%高騰したSPONGE V2を購入か

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暗号資産(仮想通貨)トロンの創設者で、トレーダーでもあるジャスティン・サン氏は、ビットコインからアルトコインへとシフトしており、その選択肢の1つとしてミームコインである$SPONGE V2(Sponge、スポンジ)に注目しています。

$SPONGEの価格が、先月の月末にかけて178%高騰する中、Sunは最近、Binance(バイナンス)から1420万ドルを移動させました。

有名な仮想通貨の起業家であるサン氏のウォレットを分析してみると、ゲームプラットフォームに進化するためのバージョンアップに乗り出した$SPONGEのようなトークンに、同氏が注目していることがわかります。

ミームコインは、より大きな投資リターンを求めるトレーダーが選択するセクターとして確立されつつあることから、仮想通貨における賢明な市場参加者は、ミームコインに関心を寄せています。
ジャスティン・サン氏は2023年5月にX(旧Twitter)で、「ミームコインと有望なプロジェクトの取引」を始めるという投稿をして、魅力的なミームコインの購入を検討していることを明らかにしました。同氏は現在、4万4000ドル相当の$SPONGEを保有しています。

現在、仮想通貨ウォッチャーは、次のブルラン(強気相場)に備えようとしている他のクジラ(大口投資家)による類似した取引と同じように、サン氏も大きく動いていることを確認しました。

ジャスティン・サン氏はどのミームコイントークンを購入するのか?

BONK(ボンク)・GROK(グロック)・WIFといった新しいミームコインが、最近注目されていますが、ジャスティン・サン氏は、これらのコインの1つもしくは全てのコインを購入するために、資金を準備していると考えられるかもしれません。

一方で、彼は今が手持ちのミームコインを増やすいいタイミングだと考えているとも捉えることができ、そう考えると、$SPONGEが上位候補の1つにあげられる可能性は十分にあります。

仮想通貨のセキュリティ会社であるPeckShieldのデータによると、Binance取引所において、現在の価格で1,420万ドルに相当する6,166ETH(イーサリアム)の送金が、ジャスティン・サン氏に関連すると思われるウォレット宛に行われました。

取引所からの送金は、しばしばHodling(保有)活動をしていると解釈される場合もありますが、今回のケースでは、ETHの所有者がBinanceにリスティングしていない極めて低価格のミームコインを購入するために、ETHを使おうとしている可能性があると考えられます。

このウォレットアドレス(0x9fcc67d7db763787bb1c7f3bc7f34d3c548c19fe)は、2億6510万ドル相当の暗号資産を保有しており、そのほとんどがETHとなっています。これらのうちのほんの一部の金額でも、特定のペアトレードの市場規模によっては、コインを買い占めることで、価格を大きく動かすことができます。

しかしながら、ジャスティン・サン氏に関連すると思われるウォレットアドレスはこれだけではありません。Etherscan(イーサスキャン)には、「ジャスティン・サン氏」という公開名タグが付いた識別可能な仮想通貨ウォレットも確認されており、このウォレットには1072万ドルが保有されています。(ウォレットアドレス:0x3ddfa8ec3052539b6c9549f12cea2c295cff5296

さらに、Etherscan上の別のウォレットアドレス(0x176f3dab24a159341c0509bb36b833e7fdd0a132)では、「ジャスティン・サン氏 4」とタグ付けされ、4億4,715万ドルの仮想通貨が保有されており、ここにSPONGEが置かれています。ジャスティン・サン氏は、4万4673ドルのSPONGE V1を、1億800万枚保有しています。

その他の主要ミームコインには、SHIB(Shiba Inu、シバイヌ)(約600万ドル)・FLOKI(Floki Inu、フロキ)(約75万ドル)・BabyDoge(BabyDogeCoin、ベイビードージ)(約46万ドル)・PEPE(Pepe、ぺぺ)(約7万ドル)が含まれています。

注目すべきポイントは、保有額のトップがShiba Inuとなっており、5,770億SHIBを保有していて、ミームコインセクターへ比重を置いたポートフォリオを構築する意図が読み取れます。

トークンの全ポートフォリオは、DeBankをご覧ください。

ジャスティン・サン氏、SPONGE V2で100倍の利益を狙う

$SPONGEは、スポンジボブのキャラクターに影響を受ける形で作られましたが、Nickelodeon(ニコロデオン)とは無関係であることが公表されています。

$SPONGEは、2023年5月にローンチ(発売)され、あっという間に100倍近い価格上昇を記録しました。現在の時価総額は1000万ドルで、トークン保有者は1万1,800人以上(データが入手できない中央集権取引所を除く)、Xのフォロワーは2万4000人以上と、ソーシャルメディア上でもしっかりと評価されています。

$SPONGEプロジェクトは、先月初めにトークンの新しいバージョンとなるV2についての発表を行いました。

既存の$SPONGE保有者は、V2ダッシュボードにアクセスしてV2を獲得するためにステーキングをし、利回りを受け始めることができます。

すでにV1トークンをステーキングしている$SPONGE保有者は、ステーキングを一旦解除し、新しいV2ダッシュボードから、再度ステーキングし直す必要があります。

新規購入者は、$SPONGEウェブサイトのトップページから$SPONGEを購入し、V1をステーキングすることで、V2を獲得できます。

いずれにしても、V2トークンを獲得するためには、V1トークンをステーキングする必要があります。というのも、現在プレセールとしてV1からV2へのBridge(移行)が行われており、その一環としてV1トークンはロックされ、V2へ移行されます。

移行期間が終了すると、V2トークンの保有者は、自分のトークンを請求できるようになります。一旦請求されたトークンは、利回りを得るためにそのまま保有し続けることも可能です。

このようなバージョンアップは、ジャスティン・サン氏のような投資家にとって、100倍のリターンを再び手に入れるための、嬉しい機会となるでしょう。また、Spongeのチームは、急成長するゲームセクターへ方向性を転換すると同時に、Tier1取引所への新たなリスティング(上場)も計画しています。

$SPONGEのようなミームコインは、投資家に数千パーセント規模の利益をもたらす可能性を秘めています。SEC(米国証券取引委員会)が予測通り、1月初めにSpot ビットコイン ETFを承認すれば、大きなブルランが来るであろうと考えられていますが、ビットコインからのリターンはそのようなミームコインと比較すれば小規模なものとなるでしょう。

$SPONGE価格が1週間で178%急騰、V2への移行で価値が大幅アップ

$SPONGEの価格が急騰しています。トークンは、2023年5月に0.0012ドルを超える史上最高値を更新してから後退し、現在は0.00040ドル台で取引されていますが、プロジェクトのロードマップに関するニュースの流れを考えると、1桁切り上げるほどさらに上昇する可能性は高まっているといえます。

先月下旬の1週間だけを見ても、バージョンアップによって引き起こされたFOMO(取り残されることへの恐れ)と、ミームコインへの転換を行う大きな流れが、投機的な買いを後押ししていることから、$SPONGEは178%値上がりをしています。

参考:DEXTools

しかしながら、投機資金の流入をホットマネーと誤解してはならず、これらは短期的なものとして終わる可能性もあります。

例えば、ジャスティン・サン氏は$SPONGEを保有し続けていますが、注意深い投資家は、彼がいつ保有している$SPONGEでV2を獲得するのか、そのウォレットに注目しているはずです。

ジャスティン・サン氏は現在、$SPONGEで14番目の大口保有者となっています。もしSunがSPONGE V2へのBridgeに向けて、1億800万トークンの保有に、さらに追加して購入することを決めた場合、coinmarketcapが発表した市場の深さを見ればわかるように、おそらく価格に大きな影響を与えると思われます。

価格を2%動かすには、数百ドル規模の取引が必要で、例えば5万ドル相当の$SPONGEを購入すれば、価格を高騰させることが可能となります。

https://coinmarketcap.com/currencies/sponge/$SPONGEローンチに対する盛り上がりと値動きはすさまじく、Wall Street(ウォール・ストリート)をはじめ、広く読まれているNew York Magazine(ニューヨーク・マガジン)のインテリジェンサー・セクションでも取り上げられました。

記事では、以下のように記載されています。
“カエルのキャラクターのPepeとスポンジ・ボブをモチーフにした2つのミームコインプロジェクトは、まるで2021年に戻ったかのような、投機的な大ブームを迎えています。このようなミームコインは、先週23億ドルの取引量を記録しました。”

仮想通貨のブルランが始まる時期に、コインを慎重に選んで投資をすれば、人生を変えるほどの大きなリターンを得ることができるかもしれません。このような時には、徹底的なリサーチと精査を行って投資すべきトークンを絞り込み、既存のポートフォリオのバランスを調整することに時間を費やすのが、得策であるといえそうです。

ビットコインからETHへのシフトは、仮想通貨空間の全体で行われているリバランスと一般的なポートフォリオの再構築の兆候の1つとして捉えられますが、Sam Bankman-Friedの破綻したFTX取引所との関連性により、かつて最後の手段と考えられていたSolana(SOL、ソラナ)のような仮想通貨への新たな関心も同様です。

高位・中位銘柄のアルトコインに加え、低位銘柄のミームコインも仮想通貨の投資ポートフォリオに追加するというのも、賢い戦略といえるかもしれません。これらの中には、投機的な短期投資となるものもあれば、SPONGEやPEPEのように、そのブランド力と実用性の提供という市場の位置付けの組み合わせから、長期的な投資対象となり得るものもあります。

前述したように、$SPONGEは大規模な取引所でもローンチされる予定であり、より魅力的なリターンが期待できそうで、このトークンはすでに、Gate・MEXC・Bitget・Poloniexといった、主要な中央集権取引所で購入することが可能となっています。

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Shigeki Mori
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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