Kplerはホルムズ海峡再開の見通し時期を2027年に先送りし、石油価格が高止まりするリスクが高まっている。
Kplerの商品調査部長であるマット・スミス氏が、CNBCで修正後のタイムラインを示した。同氏は5か月にわたる紛争にもかかわらず、解決の兆しが見えないと述べた。
ホルムズ海峡再開の時期が遅れた背景
米国とイランは6月に覚書に署名し、同海峡を再開した。タンカーの通過も7月初旬までは増加した。
その後、この動きは急減したとスミス氏は指摘する。一方、米軍は引き続き、イランの軍事・海上拠点への夜間攻撃を継続している。
二つ目のボトルネックも発生した。サウジアラビアはバブ・エル・マンデブ海峡経由で、追加で1日325万バレルを紅海に迂回させていた。
しかし、スミス氏はこの出口のリスクも指摘する。フーシ派はサウジ向け航路を海上封鎖し、2日前にはサウジのタンカー2隻を攻撃した。
「そして、事態収束の糸口は見えてこない」とスミス氏は語った。「ホルムズ海峡の再開見通しを見直しているが、同海峡を通じて1日1500万バレルの原油が輸出される。その流れが止まっている。再開時期は来年へ先送りしている。」
原油ブレントは上昇も、精製品はさらなる打撃
スミス氏によると、ブレント原油は過去数週間で約40%、およそ30ドル値上がりした。指標であるブレントは木曜日に100.69ドルで引け、5月26日以来初めて100ドル台を回復した。その後、米イラン協議再開の報道を受けて価格は反転し、金曜日には4%下落し約97ドル近辺で取引を終えた。
精製燃料の方が原油よりも深刻な被害を受けている。スミス氏は、ディーゼル価格は1バレルあたり約180ドル、ガソリンは約140ドルと説明した。
同氏は5月時点でのジェット燃料の懸念は解消されたと述べた。ただし、その対応のしわ寄せがディーゼルとガソリンに及び、今後さらに逼迫が強まると見込む。
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