暗号資産を絡めた詐欺事件が20日、東北で2件発覚し、計2億4000万円相当の被害が出ていることがわかった。
福島県白河署は20日、同県在住の50代男性が、SNSで知り合った人物から投資話を持ちかけられ、計約1億8000万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られたと発表した。
男性が被害にあったのは2025年3月下旬から4月下旬までの間で、「NFT投資サイトで簡単に利益が出せる」などと勧められ、投資アプリを登録した。
その後、「投資の利益を出金するには税金を支払う必要がある」などと複数回に分けてネットバンキング口座から計1億8000万円相当の暗号資産を送金してしまったという。
また、山形県では村山市在住の60代女性が大阪府警を名乗る男から暗号資産の購入と送金を指示され、6800万円相当の暗号資産をだまし取られる被害に遭った。
はじめ、NTTの担当者を名乗る男から「個人情報漏洩の可能性があり、警察と連携している」と言われた女性は、その後、大阪府警を名乗る男に代わり、「逮捕状が出ている」や「金の流れを調べるため送金しろ」などと言われた。
やりとりはLINEを通じて行われ、女性は男の指示従い、暗号資産口座を開設し、購入し、男に対して6800万円相当の暗号資産を送ったという。
いずれも特殊詐欺事件として捜査されているが、暗号資産の行方を追うことは警察でも容易ではない。
最近は、警官を名乗ったり、恋愛を絡めたSNS型投資暗号資産詐欺が顕著に増えている。警察庁の統計では、SNS型ロマンス詐欺において、「暗号資産」を利用した事件の増加が顕著となっている。

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