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フォートナイトは次のメタバース時代の覇権を取るのか?

14 mins

メタバースの中で、最も有力なプラットフォームとして挙げられるのが、Fortnite(フォートナイト)です。Fortniteは、米Epic Games(エピック・ゲームズ)が提供するゲーミング・プラットフォームで、世界中で4億人を超えるユーザーが利用しています。

そこで本記事では、Fortniteの基本的概要・次世代のメタバースと言われる理由について、それぞれ詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

メタバースとは?

メタバースとは、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、およびブロックチェーン技術などの組み合わせを利用して構築されるデジタルな世界のこと。ユーザーは仮想空間で他の人々とコミュニケーションを取ることができ、またリアルタイムでの対話や協力プレイ、デジタル商品の購入・販売など、さまざまな活動が可能になると言われています。

メタバースは、エンターテイメントやゲームの領域に留まらず、教育、ビジネス、アート、医療など、さまざまな分野での活用が期待されています。現在はまだ発展途上ですが、将来的には100兆円規模の巨大市場になると予測されている業界です。

Fortnite(フォートナイト)とは?

Fortnite(フォートナイト)とは、Epic Gamesが2017年にリリースし、世界中で人気を博しているオンラインゲーム。世界で4億人を超えるユーザーが利用するプラットフォームであり、特にZ世代に人気が高く、ゲームだけでなくコミュニケーションやエンターテイメントの場にもなっています。Fortniteでは、3種類の異なるゲームモードを提供されています。

  • Save the World(世界を救え):最大4人のプレイヤーが協力してモンスターから拠点を守るサバイバルゲーム。
  • Battle Royale(バトルロイヤル)は、最大100人のプレイヤーが最後まで生き残るために戦うバトルロイヤルゲーム。
  • Creative(クリエイティブ):プレイヤーが自分の好きなように仮想空間を作成したり、他のプレイヤーと共有したりすることができるゲームモード。

Fortnite(フォートナイト)の特徴3つ

Fortniteには、他のゲームにはない特徴があります。

  • 独自の建築システム
  • 大規模なコラボレーションイベント
  • 継続的なアップデートとイベント

Fortnite(フォートナイト)の特徴①:独自の建築システム

Fortniteは、ゲーム内でリアルタイムに建築物を作成できる独自のシステムを持っています。プレイヤーは素早く壁や床、階段などを組み立てることができ、これによって状況に応じた戦略的な利点を得ることが可能に。この建築システムは、戦闘中に防御的な構造物を作ったり、高所から敵を攻撃したりするなど、他のゲームでは味わえない独自のプレイスタイルを生み出しており、他のオンラインゲームとの大きな差別化になっています。

Fortnite(フォートナイト)の特徴②:大規模なコラボレーションイベント

Fortniteは、映画や音楽、スポーツなどとの大規模なコラボレーションイベントを数々、開催してきました。映画『インセプション』の一部をゲーム内で再現したり、有名な音楽アーティストがライブコンサートを行っています。これにより、プレイヤーは現実世界とゲームの境界が曖昧になり、新たなエンターテイメント体験を楽しむことができます。

Fortnite(フォートナイト)の特徴③:継続的なアップデートとイベント

Fortniteは継続的に新しいコンテンツやアップデートを提供しており、新シーズンの開始やイベント開催など、定期的なアップデートにより、コンテンツが進化し続けています。この継続的なアップデートとイベントにより人気を維持し、ユーザーの興味を引き続ける要素となっています。

Fortnite(フォートナイト)が次世代のメタバースと言われる理由

Fortniteが次世代のメタバースと言われる理由について解説していきます。

  • 巨大なユーザーベースとZ世代からの人気
  • 仮想空間の拡張性とクリエイティビティ
  • ブロックチェーン技術に対応している

1つずつ見ていきましょう。

理由①:巨大なユーザーベースとZ世代からの人気

Fortniteは世界中で数億人以上のユーザーを抱え、特にZ世などの若年層に人気です。その大きなユーザーベースが、Fortniteを次世代メタバースの主流に押し上げています。メタバースには大勢の人々が参加し、相互作用することが求められるため、既にFortniteをプレイしているユーザーは、簡単にメタバースに参加することができます。そのことから、次世代のメタバースはFortniteであると有力視されています。

理由②:仮想空間の拡張性とクリエイティビティ

Fortnite内では、3種類の異なるゲームモードを提供しており、その中のCreative (クリエイティブ)では、自分だけのオリジナルのメタバースを創り上げることが可能です。このモードでは、ユーザーは自分の好きなように仮想空間をデザインしたり、他のユーザーと共同で作品を作ったりすることができます。

この拡張性とクリエイティビティは、メタバースにおいても重要な要素となり、ユーザー独自の仮想空間を作り上げることができるため「メタバース世界への拡張」につながると言えます。

理由③:ブロックチェーン技術に対応している

エピックゲームズは、ゲームマーケットプレイス「Epic Games Store」にブロックチェーンゲームを追加するなど、メタバース・Web3.0の発展に貢献しています。ブロックチェーン技術は、分散型のデータベースであり、デジタル資産や契約などを安全かつ透明に管理することができる技術。エピックゲームズがブロックチェーンゲーム分野に参入することで、メタバースやWeb3.0業界の進展につながると考えられています。

Fortnite(フォートナイト)の本格メタバース化が始まったと言われる理由

Fortniteは、2023年3月22日に行われた「GDC 2023 State of Unreal」というイベント内で、Unreal Editor for Fortnite (UEFN)とクリエイターエコノミー2.0のビジョンを説明しました。この発表を受け、Fortniteが次世代のメタバースになる可能性が高まってきました。その理由を解説します。

理由①:Fortnite(フォートナイト)のオープン化(Unreal Editor for Fortnite (UEFN))

Fortniteは、Unreal Engineを基にしたUnreal Editor for Fortnite (UEFN) の導入を発表。ゲーム内でのクリエイティビティが大きく拡張され、結果、新たな建築物、独自のワールドマップ、ゲームモードなどの作成が可能になりました。

これらのコンテンツはFortnite内で公開・共有ができ、クリエイティブなアイデアと才能を持つ人々の参加が促進され、よりメタバースプラットフォームとしての地位を確率していく可能性が高いと言えます。

理由②:クリエイター向けの収益分配を開始(クリエイターエコノミー2.0)

Fortnite内で、クリエイター向けの収益分配プログラムが開始されました。収益分配プログラムとは、ゲーム内でクリエイターが作成したコンテンツが収益を生み出した際に、その収益の一部をクリエイターに還元するプログラム。プレイヤーは、クリエイターが作成した独自のアイテムを購入することができ、その収益の一部がクリエイターに直接還元されます。結果、この取り組みにより、ゲーム内コンテンツ作成によって収益を得ることができるようになりました。

この収益分配は、クリエイターにとっての経済的インセンティブとなり、活動促進につながると言えます。

オープン化とクリエイター向けの収益分配により「新しいメタバース体験」が生まれる

Fortniteのオープン化とクリエイター向けの収益分配は、従来のゲームとは異なる新しいメタバース体験を可能にしました。クリエイターはゲーム内で独自の世界を創り上げ、収益を得ることが可能に。これにより、Fortniteの本格メタバース化が加速されたと言えるでしょう。

まとめ:Fortnite(フォートナイト)は次のメタバース時代の覇権を取る可能性は高い

メタバースの中で、最も有力なプラットフォームとして挙げられているのが、Fortnite。世界中で4億人を超えるユーザーが利用しており、さらに「クリエイター向けの収益分配プログラム」と「ワールド開発のオープン化」を開始。これにより、クリエイターはゲーム内で作成したコンテンツによって収益を得ることができるようになり、Fortniteが次世代のメタバースの主流になる可能性も高まってきました。

AR・VRの新機器が次々に発表され、メタバースへのアクセスが容易になる中で、次の覇権を握る企業・サービスに注目が集まります。

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Ikkan Kawade
2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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