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シンボル(XYM)はどこで買える?:初心者向け買い方ガイド

16分
投稿者 Shota Oba
編集 Shigeki Mori

ヘッドライン

  • シンボル(XYM)とは?: シンボルはNEMの進化版で、エンタープライズ向けの高度な機能とセキュリティを提供します。2021年にローンチされ、企業や公的機関に特化したソリューションを提供しています。
  • シンボル(XYM)の購入手順: まず国内取引所で口座を開設し、XRPを購入。次に海外取引所Bybitに送金し、XRPをUSDTに変換。最終的にUSDTでXYMを購入します。
  • XYM投資のメリットとデメリット: メリットには高度なセキュリティや具体的な利用ケースがありますが、デメリットとしては価格の低迷や流動性の低さ、海外での認知度の低さが挙げられます。

シンボル(XYM)は、NEMの関連のプロジェクトとして人気を集めている暗号資産です。本記事では、シンボルの買い方について詳しく解説します。まず、シンボルの特徴やメリットを理解し、次に信頼性の高い取引所での購入方法をステップバイステップで紹介します。XYMの買い方を知りたい方にとって、必見のガイドです。

シンボル(XYM)とは?

シンボル(XYM)は、NEMの進化版として2021年3月にローンチされた、次世代のブロックチェーンプラットフォームです。エンタープライズ向けに設計されており、高度な機能とセキュリティを提供することを目的としています。シンボルは、企業や公的機関に特化したソリューションを提供し、ネイティブ通貨であるXYMを使用してトランザクション手数料の支払いやステーキング報酬の受け取りが可能です。

シンボルの技術的な特徴には以下が含まれます:

  • マルチシグ: 複数の署名を必要とすることで、取引のセキュリティを強化します。
  • モザイク: カスタマイズ可能なトークンの発行を可能にし、様々なデジタル資産を作成できます。
  • ネームスペース: ブロックチェーン上の資産やアカウントに対して読みやすい名前を割り当てる機能で、管理を容易にします。

さらに、シンボルはプライベートチェーンとパブリックチェーンのハイブリッド型チェーンを利用でき、機密情報の管理と透明性の両立を図ります。企業は機密情報をプライベートチェーンで管理し、取引情報はパブリックチェーンで公開することで、透明性とプライバシーを同時に保つことが可能です。シンボルの利用ケースとしては、金融機関での資産管理、サプライチェーンの追跡、公的機関でのデジタルアイデンティティ管理などが挙げられます。これらの応用例により、シンボルは実世界での具体的な価値を示しています。

関連記事:シンボル(XYM)とは?将来性や特徴についてわかりやすく解説

シンボル(XYM)の買い方ガイド

取引所の選び方

シンボル(XYM)は日本の取引所では

  • DMM Bitcoin.
  • GMOコイン
  • Coincheck.
  • BitTrade.
  • bitbank.
  • bitFlyer.

が取り扱いをしています。このほかの海外の取引所で購入する場合は、以下のリストおすすめの取引所として紹介しています。

  1. Bybit
    • 概要: Bybitは使いやすさとセキュリティで知られる人気の暗号資産取引所です。
    • 特徴: 多機能なトレーディングプラットフォームで、フィアットから暗号資産への購入も可能です。取引手数料も競争力があり、0.1%程度です。
    • 利点: 日本語にも対応しており、ユーザーフレンドリーなインターフェースを提供しています。
  2. KuCoin
    • 概要: 幅広い暗号資産を取り扱い、セキュリティも高い取引所です。
    • 特徴: 取引手数料が0.1%と安く、広範な購入方法が用意されています。
    • 利点: 多様な暗号資産の取り扱いがあり、流動性が高いため、スムーズな取引が可能です。また、ステーキングやレンディングなどの機能も充実しています。
  3. BingX
    • 概要: 幅広い暗号資産を取り扱い、利便性が高い海外取引所です。
    • 特徴: ユーザーフレンドリーなインターフェースで、新規ユーザーにも使いやすいつくりです。
    • 利点: マージントレードやその他の高度な取引機能が利用可能です。

関連記事:海外の暗号資産(仮想通貨)取引所ランキング

シンボル(XYM)の購入手順

以下に、海外暗号資産取引所のBybitを使用した具体的な購入手順を紹介します。

国内取引所の口座を開設

  • 国内暗号資産取引所(例: bitFlyerやCoincheck)で口座を開設し、暗号資産(例: リップル / XRP)を購入します。

海外暗号資産取引所の口座を開設

  • Bybitの公式サイトにアクセスし、アカウント作成手順に沿ってを作成します。
  • 必要な情報を入力し、本人確認(KYC)手続きを完了させます。

国内取引所からXRPをBybitに送金

  • 国内取引所で購入したXRPをBybitに送金します。
  • Bybitアプリを開き、「資産」タブから「入金」を選び、XRPの入金先アドレスを確認します。
  • 国内取引所の出金手続きを行い、確認したアドレスにXRPを送金します。

BybitでXRPをUSDTに売却

  • Bybitで「XRP/USDT」ペアを選択します。
  • 成行注文でXRPをUSDTに売却します。これにより、XYMを購入するためのUSDTが手に入ります。

売却したUSDTでXYMを購入

  • Bybitアプリの検索バーで「XYM」と入力し、「XYM/USDT」ペアを選びます。
  • 成行注文でUSDTを使ってXYMを購入します。

関連記事:「アルトシーズン」を見極める方法:アルトコイン投資法

XYMのウォレットオプション

Wallet crypto

ノンカストディアルウォレット

セキュリティの高さ

「Not your keys, not your coins(あなたの鍵でなければ、あなたのコインではない)」というルールに従い、ユーザーは秘密鍵を完全に管理できます。以下のウォレットが利用可能です:

  • ハードウェアウォレット:Ledger、Trezor
  • Web3ウォレット:MetaMask
  • ペーパーウォレット:秘密鍵を紙に印刷してオフラインで保管

デメリット

  • 使い勝手の悪さ:取引や資産の移動時に毎回秘密鍵を入力する必要があり、頻繁に取引を行う場合には不便です。
  • リスク管理の難しさ:秘密鍵を紛失したり、ハードウェアウォレットが故障した場合、資産を永久に失うリスクがあります。

取引所ウォレット

利便性

取引所ウォレットでは、取引、ステーキング、レンディングなどの機能をすぐに利用できます。強力なパスワード設定やセキュリティ対策の強化が推奨されます。

デメリット

  • セキュリティリスク:取引所がハッキングされた場合、資産を失うリスクがあります。取引所のセキュリティ対策が万全であるとは限らず、資産を預ける際には注意が必要です。
  • 中央集権的な管理:取引所が資産を管理しているため、利用者は自分の資産を完全にコントロールできません。取引所の運営方針や規制の変更に影響を受ける可能性があります。

関連記事:Web3ウォレット16選

XYM投資のメリットとデメリット

フェラーリの暗号資産決済

メリット

  • 高度なセキュリティ: シンボル(XYM)はマルチシグネチャ技術を採用しており、複数の署名が必要なため、不正な取引を防ぐことができます。例えば、ある企業が大規模な資産移動を行う際に、複数の管理者の承認を必要とすることで、不正行為を防止しています。
  • PoS+(Proof of Stake Plus)アルゴリズム: シンボルはPoS+を採用しており、保有量だけでなく、取引量やノードの活動量も評価基準に含めています。これにより、ネットワークに積極的に貢献するノードが優先されるため、ネットワーク全体の健全性が向上します。例えば、活発に取引を行うノードが報酬を多く得ることができます。
  • 具体的な利用ケース: シンボルは実世界での応用例が豊富です。例えば、関西テレビソフトウェアはシンボルの技術を活用して、災害時の偽・誤情報対策技術を開発し、信頼性の高い情報配信を実現しています。また、Proof of Your Lifeはシンボルの技術を用いて分散型ID(DID)プラットフォームを構築し、安全なID管理を提供しています。

デメリット

  • 価格の低迷: 現在、XYMの価格は長期的な下落トレンドにあります。2022年初頭には約$0.20だった価格が、本稿執筆時点には$0.017以下にまで下がっています。この価格の低迷は、投資家にとって大きなリスクとなります。短期的な利益を狙う投資家にとって不安定な状況です。
  • 取引所での流動性: シンボルの取引量は他の主要暗号資産と比べて少ないため、流動性が低く、特に大口取引の際に価格が大きく変動するリスクがあります。例えば、ある投資家が大量のXYMを売却しようとした際、買い手が少なく、価格が急落する可能性があります。
  • 海外での認知度の低さ: シンボルは国内での注目度が高い一方、海外市場での認知度が低いため、国際的な市場での競争力が欠けています。例えば、国内取引所での取引量が多いものの、海外の主要取引所での取引量が少ないため、価格の上昇が抑制されている状態です。

シンボル(XYM)を使った取引事例

シンボルは、エンタープライズ向けに特化した次世代のブロックチェーンプラットフォームであり、多様な取引事例が存在します。主な取引事例は以下の通りです:

  • NFT発行と取引: NFTDriveEXは、シンボルの技術を利用してユーザーがスマートフォンからNFTを発行し、P2P取引を行うためのウォレットです。機能には、3Dデータ表示対応(AR機能)、QRコードによるNFT売買、マルチシグ機能、ファイル暗号化、Discord認証、契約書機能などが含まれます。
  • 医療用大麻の栽培管理: サイアムレイワインターナショナルは、シンボルのブロックチェーン技術を活用し、医療用大麻の栽培管理を行っています。この技術により、栽培過程の透明性が向上し、品質管理が強化されています。
  • 土木インフラ管理: Bimtrazer社は、AIとシンボルのブロックチェーン技術を組み合わせて、土木インフラの管理を行っています。これにより、インフラの状態をリアルタイムで監視し、メンテナンスの効率化が図られています。

シンボルはこれらの取引事例を通じて、企業や公共機関にとって信頼性の高いブロックチェーンプラットフォームとして活用されています。

まとめ

シンボル(XYM)は、暗号資産市場で注目を集めるプロジェクトのひとつです。本ガイドでは、XYMの購入方法を詳しく解説しました。国内外の取引所での購入手順、ウォレットの選択肢、そして投資におけるメリットとデメリットを紹介しました。XYMへの投資を検討する際は、自身の投資目的やリスク許容度を十分に考慮し、責任ある判断を行うことが重要です。暗号資産市場は変動が激しいため、常に最新の情報を収集し、慎重に行動することをお勧めします。

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国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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