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暗号資産の業界で使われるNGMIとWAGMIの意味とは?

18分
投稿者 Takashi Higashi
編集 Shigeki Mori

暗号資産の世界は、移り変わりが激しくまた変化のスピードも速いですが、暗号資産コミュニティには、市場における状況を端的に表わす独特の略語やキャッチフレーズがあります。それらの意味するところは、コミュニティの精神、態度、行動など場面によって変わりますが、そうした略語の代表的なものに、「NGMI」と「WAGMI」があります。

この記事では、NGMIとWAGMIが何を意味するのか、暗号資産の世界でのそれらの使われ方、暗号資産コミュニティにおけるそれぞれの役割などについて詳しく解説します。

NGMIとは?

NGMIは「Not Gonna Make It」(うまくいかないだろうの意)の略ですが、暗号資産コミュニティでよく使われる略語で、成功しそうにない暗号資産ベンチャーや個人を指します。これは、情報に基づかない投資判断や、市場の状況を適切に調査していないことを示唆しています。NGMIは、市場の低迷期にソーシャルメディアユーザーがよく使います。

NGMIはどのように使われるのか?

NGMIは、暗号資産を信じない人を嘲笑う際に(しばしば冗談で)よく用いられます。また、暗号資産コミュニティのメンバーも、Web3の基本的な概念について無知を決め込む人々を揶揄するときにこの略語を用います。

NGMIのレッテルを貼られた人のいい例が、CNBCのTVパーソナリティであるジム・クレイマー氏です。彼は、自分の株や暗号資産の予測がたびたび外れるため、しばしば笑い者扱いにされています。彼は的外れな金融アドバイスをすることでも有名で、「Inverse Cramer Tracker(クレイマーの逆を追いかける)」というETFも存在するほどです。これは、クレイマー氏が推奨するものと真逆の投資結果をもたらすものに特化した金融商品です。

以下は、NGMIが文脈の中でどのように使われているかの例です:

NGMI: Twitter
NGMI: Twitter
NGMI: Twitter

NGMI使用の注意点

NGMIは、暗号資産の世界では人気のある略語になっていますが、その使用には注意が必要です。誰かに対してNGMIというレッテルを貼ることは、強い否定的意味を持つため、間違った受け取め方をされる場合があります。多くの人々はそれぞれの理由にもとづき行動を起こしますが、時には生活状況の急激な変化もあるため、以前は賢明とされた判断が愚かなものにみえてしまうことがあります。NGMIは誰かを辱めたり、軽蔑したりするためではなく、むしろ不適切な投資の選択に警鐘を鳴らし、暗号投資に対するより多くの情報に基づいたアプローチを促すために用いられるべきです。

NGMIのレッテルを貼られないためには

暗号資産コミュニティでNGMIのレッテルを貼られるのは、誰しも避けたいものです。では、どうすればそれを回避できるのでしょうか。

情報に基づいた意思決定をすること:どのプロジェクトにおいても投資する前に、徹底的にリサーチし、市場の状況を分析することが必要不可欠です。つまり、暗号資産の世界における最新のニュースやトレンドに常に目を向けることです。また、専門家に相談し、この業界で成功している人たちからアドバイスを受けることも必要です。

投資に関連するリスクの理解が不可欠: 暗号資産市場は価格変動が大きく、資産価格が急激に変動することがあります。そのため、失ってもいい分だけを投資することが大切です。感情やFOMO(Fear of Miss Out:取り残されることへの恐れ)に基づく判断は避け、軽はずみに情報に基づかない判断を下さないことです。

WAGMIとは?

WAGMIとは、「We’re All Gonna Make It」(やればできるの意)の略です。このフレーズは、Aziz “Zyzz” Shavershian氏によって最初に作られたというのが、ほとんどの情報源の一致するところです。彼はロシア系オーストラリア人のボディビルダーで、YouTubeの最初のフィットネスインフルエンサーの一人でした。この略語は、2021年にWallStreetBets(WSB)によって拡散されるまでは、フィットネス界で用いられていました。WSBは、エキセントリックな投資戦略で知られており、Reddit(英語圏の人気掲示板サイト)で人気のコミュニティです。多くの暗号資産愛好家を含むこのコミュニティグループで、WAGMIは暗号資産の場面で使われ始め、今では暗号資産文化に欠かせない存在になっています。

暗号資産の世界におけるWAGMI

WAGMIとは、暗号資産業界で利益を上げ、成功をつかむこと、またはそれがすぐに起こることを望むことです。人々がWAGMIを口にするとき、暗号資産愛好家達は、自分たちは孤立していないと実感します。それは、暗号資産コミュニティ全体が彼らを支え、暗号資産やNFTコレクションを一緒にサポートする用意があることを意味しているからです。

WAGMIは、暗号資産トレーダー、投資家、愛好家にとっては掛け声のようなものです。しかし、WAGMIは単なるキャッチフレーズではなく、サポート体制を表し、Web3コミュニティが仲間の暗号資産コミュニティメンバーを支援するために使う略語です。

WAGMIはどのように使われるのか?

「We’re All Going to Make It」というフレーズは強い心理的作用を及ぼします。それは、暗号資産愛好家に対し、より良い未来への希望があること、その未来を追い求めるのは自分だけではないことを想起させます。WAGMIという略語がどのように使われているのか、以下はその例です:

出典:Twitter
出典:Twitter

WAGMIは、暗号資産愛好家の間では、力を合わせれば偉大なことを成し遂げられることを互いに思い起こさせる戦いの叫びです。そしてそれは、たとえ今が厳しい状況であっても、きっと良い方向に向かうと思わせてくれるのです。

NGMIとWAGMIは暗号資産の世界でどのような役割を担っているか?

NGMIとWAGMIという略語は、暗号資産の世界の人々のコミュニケーションにおいて重要な役割を担っています。

暗号資産におけるNGMIの役割

例えば、Web3コミュニティのメンバーは、デジタル通貨、ガバナンストークン、ミームコイン、非代替性トークン(NFT)といった暗号資産への投資に価値を見い出さない人たちにNGMIを使ってレッテルを貼ります。メンバーは、これらの資産を買おうとしないのは間違いだと考えているからです。こうした図式は、Web3のコミュニティにおいて誰かのことを敗者と呼ぶのに似ています。

NGMIによるレッテル貼りは、暗号資産コミュニティのメンバー自身にも及びます。例えば、NFT価格を最低価格以下に設定したり、損益を考慮せずにNFTを絶えず動かすNFT保有者に対しては、しばしばNGMIのレッテルが貼られます。

NGMIはネガティブな略語に聞こえるかもしれませんが、長期的に利益が出ないようなコインやトークンへの投資を避けたいトレーダーや投資家にとっては有益です。というのも、市場において潜在的な敗者が判別されることで、トレーダーはより成功の見込みの高い暗号資産に注意と投資を振り向けられるからです。

暗号資産におけるWAGMIの役割

WAGMIは、NGMIと同様、暗号資産市場において信頼性を築く手段として、Twitterのようなソーシャルメディアネットワークでよく使われる略語になっています。また、怪しげなプロジェクトを推進したり、法外な価格を主張したりするソーシャルメディアのインフルエンサーを貶す際にも使われます。しかし、WAGMIの本当の力は、Web3コミュニティに希望、自信、積極性を与える資質にあります。

例えば、WAGMIは弱気相場では、ユーザーが「正しい信念を貫くことが成功につながる」と自分に言い聞かせるために使われます。この略語はまた、暗号資産プロジェクトが有望なアップデートを実施したり、エアドロップを発表したり、価格の上昇を示したりする際にも、使われます。暗号資産トレーダーは、弱気相場でロングポジションを持つときやコインを購入するときにWAGMIを使います。

WAGMIはまた、NFTコレクションにおいてコミュニティを構築するためのツールにもなっています。例えば、あるユーザーが新しい低価格のコレクションからNFTを購入し、他のNFT保有者を見つけ、WAGMIを使って他の人が彼らのコミュニティへ参加するようともに呼びかけたりします。

WAGMIの使用は、楽観的な考えに頼り過ぎているとみえるかもしれませんが、暗号資産市場において成長への機会を模索するトレーダーや投資家にとっては有用な考え方となります。トレーダーは、市場全体に肯定的な見方を持ち続けることで、モチベーションを維持し、成長と利益の機会の見極めに集中できます。

トレーダー、投資家、愛好家のいずれであっても、WAGMIは、自分が一人ではなく、インターネットと金融を再構築するという共通の目標に向かって動いているものの一部であると思い起こさせてくれます。ユーザーは、WAGMIとともに、前向きに努力され、賢く投資し、トレーディング技術を向上させてください。

WAGMIとNGMIは暗号資産文化の一部

WAGMIとNGMIは、暗号資産の世界では今やよく知られた略語です。WAGMIは、ブロックチェーン技術とデジタル資産の未来に対する暗号資産コミュニティの前向きな姿勢を表します。一方NGMIは、不適切な投資判断や調査不足に対する警告として役立っています。

どちらも暗号資産文化において、一定の位置を占めており、ユーザーはそれらを使用する前にその前後の文脈と意味を理解することが重要です。加えて、暗号資産市場では、健全な投資戦略と主体的な財務判断に徹することも不可欠です。その際に、ユーザーにとって最も大切なことは、自分の意思決定を安易に左右されないように注意することです。特に、インターネットミームや、WAGMIまたはNGMIだと言い張る(主に匿名の)ソーシャルメディアユーザーの意見に影響されないよう心がけてください。

よくある質問

暗号資産の世界でNGMIは何を意味しますか?

WAGMIとはどういう意味ですか?

暗号資産の世界におけるOGは誰のことですか?

暗号資産の世界におけるLFGとは何ですか?

HODLの完全形を教えてください

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国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。
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