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MakerDAO、DAIに特化したレンディングサービスSpark Lendをローンチ

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Maker(メーカー)DAOは9日、DAIに特化したレンディングサービス「Spark Lend」をローンチした。これによりレンディングシステムへの参入が容易になる可能性が見込める。DAIは国内取引所GMOコインとCoinBestの2社、ガバナンストークンのMKRはBitbankおよび、CoinBestの2社にて購入可能。

Spark Lendは9日にローンチされたSpark Protocolの最初のサービスで暗号通貨を貸し借りするためのマーケットプレイス。Spark Lendingは特に、DAIの貸借に特化しており、DAIのトークン化バージョンであるsDAI(Savings DAI)を導入。その特性はDai Savings Rate(DSR)に自動的に接続されること。DSRはMakerDAOプラットフォーム内でDAIを保有しているユーザーに利息を付与するシステムだ。ユーザーはsDAIを保有することで、DSRによる利息を得ることが可能となる。

さらにSpark Protocolは、MakerDAOが開発した新たなモジュールD3Mと連携している。これにより、DAIの直接卸売信用線を通じて、新たなDAIの流動性がSpark Lendに提供され、自動的に調整される。その結果、Spark Lendのユーザーは、市場で最も良いレートでDAIを借り入れることが可能になる。利率は、利用量に関わらず1.11%の初期年率を実現している。

直接卸売信用線とは、一方の金融機関(または企業)が他方の金融機関(または企業)に対して提供する信用枠のことを指す。

加えて、Spark ProtocolはMakerのPSM(Peg Stability Module)とも連携。PSMではDAIとUSDCの流動性を確保しているため、ユーザーがDAIとUSDCを1対1のレートで交換したいときには、PSMが即座に交換を行うことが可能。これにより、市場の需給バランスによるDAIの価格変動を防ぐ。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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