マクドナルド株(MCD)は3月初旬から約32%下落した。10年米国債利回りは同期間にほぼ同じ32%上昇した。
Xアカウント「Mr. Derivatives」は、この傾向を示すチャートを9月28日までのデータで共有した。ファンドストラットのトム・リー共同創業者は、この2つの線が逆方向に動く理由は分からないと返信した。
マクドナルド株と10年債利回り、逆方向で連動
Mr. Derivativesはシカゴ・オプション取引所(Cboe)の10年国債利回り指数(TNX)をマクドナルド株価に重ねて分析した。結果は、1本の線とその鏡像のようだった。
利回りは4%前後から9月28日には5.24%まで上昇し、19年ぶりの高水準となった。マクドナルド株は同期間に340ドル超から233.60ドルまで下落した。いずれもおよそ32%で、方向は逆だった。
直近の動きはさらに顕著である。過去23営業日で利回りは19日上昇し、14%増加。マクドナルド株は同期間に19日下落し、14%下げた。
リー共同創業者はこの投稿に返信した。
「興味深い。なぜマクドナルド株が利回りと逆相関するのか分からないが、それでも興味深い」
ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー共同創業者がXで発言
逆相関の背後にある3つの仮説
第1の仮説は金利に関するものだ。マクドナルドは四半期報告によれば約400億ドルの長期債務を抱える。このため利回り上昇は調達コスト上昇につながる。また配当利回りも約3%と国債に比べ見劣りする。
第2の説は消費者負担だ。ブルームバーグによれば、価格に敏感な客層が値上げに反発している。米国内売上は今四半期減少を見込む。
第3の説は米連邦準備理事会(FRB)を指摘する。シュワブによると、FRBは2023年以来初めて9月に利上げを実施した。その後複数年ぶり高水準の利回りが消費関連株の重荷となった可能性がある。
見かけ上の相関にすぎない可能性
ただし、これらの仮説でここまで正確な一致は説明できない。7カ月近く同じ方向に動いただけで、どんな指標同士も似た動きになることがある。統計学では「見せかけの相関」と呼ぶ。
企業固有の材料も影響する。マクドナルドは9月23日の投資家説明会後、3営業日で6%超下落した。これは23日間の動きの中に含まれている。
従って明確な理由は現時点では存在しない。利回りが反転した場合にこのパターンが続くかが鍵である。マクドナルド株が利回り下落時も下げ続けるなら、偶然の一致といえる。











