独自動車大手メルセデス・ベンツのWeb3部門「メルセデス・ベンツ NXT」は2日、同社のNFTプロジェクト第2弾「メルセデス・ベンツ NXT Eternities」を公開した。新作NFTは1886点で、選ばれた優良顧客に無料提供されるとのこと。今後開催される優良顧客向けのオフラインイベントでミント（新規発行）するとしており、早ければ年内にも開始される見込み。
新作NFTのメルセデス・ベンツ NXT Eternitiesは、ゴーデン・ワグネル氏率いる同社デザインチームが制作。メルセデス・ベンツ、メルセデスAMG、メルセデス・マイバッハなど、ベンツを象徴するロゴがさまざまな球体の容器に描かれ、シリアルナンバーが刻まれている。
メルセデス・ベンツ NXTは今後、NFTミントのオフラインイベントを数ヶ月から数年にわたって開催する予定で、優良顧客の選定、招待状の発送などから着手するとのこと。同ブランドは6月にNFTコレクション第1弾「Maschine」を発売している。
メルセデス・ベンツNFT、カード型ウォレットYouba Wallet採用
ベンツは今回、海外Web3スタートアップyoubaが開発したNFCチップ搭載のカード型ウォレット「Youba Wallet」を採用している。スマートフォンでカードを読み込むとイーサリアムのEOA（外部所有アカウント）が作成され、1タップで暗号資産ウォレットを作成可能に。
youbaは「メタマスクのウォレット作成には56回のクリックが必要であるのに対し、Youba Walletなら1タップで作成可能」とコメント。 既存の暗号資産ウォレットでネックとされていた、煩雑な作成プロセスを解決するソリューションとして注目される。
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