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マルチチェーン、トランザクション処理に不具合|MULTIトークン26.9%減

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クロスチェーンのサービスを提供するマルチチェーン(旧エニースワップ)で25日、不可抗力により一部スワップ・ルートの取引処理が完了不可となった。Polygon zkEVM、zkSync、Kavaなど一部ブロックチェーンへのスワップに不具合が発生し、ユーザーのウォレットへ資金が着金しない状態に。その他のブロックチェーンへのスワップは、通常どおり機能している。マルチチェーン公式ツイッターによると、一時停止中のサービスに関して、再開時期は不明。DeFiを運用する一部ユーザーは、この影響を受けていることが予想される。

なお、マルチチェーンはシステム不具合で影響を受けたユーザーに対し、後日補償を行う予定。

システム不具合を受け、マルチチェーンの独自トークンMULTIは大幅に下落している。暗号資産(仮想通貨)ファントム(FTM)を運営するファントム財団が、分散型取引所スシスワップに預けてあった44万9740MULTI(240万ドル相当)を引き出すなど、資金退避が目立つ。本稿執筆時点で、MULTIトークンは前日比26.9%減の5.12ドル。

直近7日間のMULTIチャート(BeInCrypto Japan

クロスチェーンとは:
異なるブロックチェーン間をまたぐ(ブリッジする)こと。クロスチェーンにより、取引所を経由することなく、異なるブロックチェーン上にある暗号通貨を直接スワップ(交換)できる。暗号通貨スワップのプロセスを必要最小限に抑えられるため、とくにDeFi(分散型金融)運用時、使用する機会が多い。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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