ロビンフッド・マーケッツの株価が火曜の時間外取引で約6%下落した。同社が暗号資産収益の前年同期比47%減少を発表し、第1四半期全体の業績もウォール街の予想を下回ったため。
メンローパーク拠点の同社は、第1四半期の純利益が3億4600万ドル(1株当たり希薄化後利益0.38ドル)となった。純利益は前年比3%増となったが、アナリスト予想の0.39ドルにはわずかに届かなかった。
ビットコインの冷え込みで暗号資産収益減少
第1四半期の暗号資産取引による収益は1億3400万ドルとなり、前年同期比47%減少した。プラットフォーム全体でデジタル資産取引の活動が低下した影響。
総収益は10億7000万ドルに達し、前年比15%増となったが、アナリスト予想の11億4000万ドルには届かなかった。株式、オプション、先物、予測市場はいずれも2桁成長または過去最高の取引量を記録したと同社は述べた。
昨年は取引手数料がプラットフォームの収益増加を大きく牽引し、HOOD株価は10月に153.86ドルの高値を付けた。これは暗号資産市場全体の上昇と歩調を合わせた動きだった。
ロビンフッド株はこの決算発表を受けて下落し、本稿執筆時点で82.05ドルで取引されている。
予測市場とトークン化が下落を緩和
ブラド・テネフ会長兼CEOは、顧客の金融活動全体における同社の役割拡大を強調した。
「ロビンフッドは顧客の金融活動の中心にますます位置付けられつつある」と同氏は放送で発言した。
カリシ提供の予測市場を通じた取引が過去最高水準となった。これは1セントの取引手数料に支えられたもの。
ロビンフッドはさらに、イーサリアム(ETH)を基盤としたトークン化資産向けレイヤー2ネットワーク「ロビンフッド・チェーン」のパブリックテストネットを開始した。
プラットフォーム全体の資産は3070億ドルとなり、純預入額や株式評価額の上昇を背景に前年比39%増まで拡大した。
同社の欧州向けトークン化株式サービスでは、OpenAIやSpaceXなど未公開企業への投資機会も顧客に提供している。
時間外取引での売りによりHOODは約82ドルまで下落した。今後の展開は予測市場やトークン化サービスがデジタル資産取引の冷え込みをどこまで補えるかにかかっている。





