アーティストの村上隆氏が手がけるNFTコレクション「Murakami.Flowers」のトレーディングカード「Murakami.Flowers Collectible Trading Card – 108フラワーズ」が20日より一般向けに先行予約を開始する。
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— Murakami.Flowers Official (@MFTMKKUS) December 1, 2023
同トレーディングカードは2日に発表され、12日にはMurakami.Flowersのホルダー向けに先行販売が行われた。20日の22時からTonari no Zingaroオンラインサイトで日本国内向け一般予約販売が開始される。Murakami.Flowersから生成された1万1664種のフラワーNFTのうち108個がドット柄からリアルイラストに変身したカードを、1BOX(12パック入り)の形式で日本語版・英語版を数量限定で提供する。各言語ごとに予約は別となる。
さらに、トレーディングカードの周辺グッズ合計4点も同時ローンチされる。108種類以上のバリエーションからどのカードが手に入るかは開封次第で、レアなカードも含まれる。これらの配送は1月中旬予定となっている。決済はクレカのみで暗号資産の対応はない。
村上氏は今年のNFTの活動を総括し、「23年はNFTアートにとって低迷期であり、関係者全員が困難な時期を過ごしただろう。しかし、私がリリースしたMurakami.Flowersの保有者とのコミュニケーションを深められたため、意義深い年となった」と語っていた。村上氏が設立したカイカイキキは30日、NFTマーケットプレイス「Kaikai Kiki Marketplace」のベータ版をローンチした。同マーケットプレイスは同社所属アーティストによる作品の専用売買プラットフォームとなる。
Murakami.Flowersとは?
村上隆の「Murakami.Flowers」は、1970年代の日本のテレビゲーム風のドット絵で描かれた花を特徴とする作品。このNFTの発行数は108という数字をキーワードに、花と背景の108種類ずつを掛け合わせ、合計1万1664(108×108)のNFTを生み出している。数の選定は、煩悩の概念に基づいたもので、仏教的な発想を取り入れている。コレクションには特別なNFTも含まれており、「Bonnō Proof」と名付けられた限定108個のNFTも存在する。同NFTの本稿執筆時のフロア価格は0.324ETHとなっている。