7月に入り、ブルーチップNFTのフロア価格(最低取引価格)は軒並み急落した。とりわけブルーチップNFTのAzukiや、米Web3企業ユガラボが展開するHV-MTL(ヘビーメタル)、BAYC(Bored Ape Yacht Club)の下落幅が大きい。
Azuki NFT、フロア価格20%超の下落
1日から2日にかけて、Azukiの運営企業Chiru Labs傘下のNFTコレクションはフロア価格を大きく下げた。同社ではAzukiをはじめ、派生コレクションとしてBEANZ、Azuki Elemental、Azuki Elemental Beanzを展開しているが、いずれも20%超の下落となった。
Azuki NFTホルダーによるAzuki DAOは2日、Chiru Labs創設メンバーのZagabond(アレックス・ウー)氏に対し、訴訟を起こすためコミュニティ投票を開始した。この投票では、同DAOで弁護士を雇いZagabond氏を提訴し、6月28日に販売されたAzuki Elementalの売上金2万ETHについても、返還を求めることを提案している。なお、Zagabond氏はこれまでにも複数のプロジェクトで不正を働いたとされている。
BAYC、HV-MTLも軒並み下落|米ユガラボNFT
米ユガラボが展開するNFTコレクションHV-MTLのフロア価格も月初比25%減と、大きく下落している。同NFTは3月末にローンチし、当初はフロア価格2ETH超で取引されていたが、以降は続落。現在のフロア価格は約0.45ETHとなっている。
BAYCも、過去24時間で約13%下落し、フロア価格は30ETHを割った。1日にはBAYCホルダーがハッカー集団Fake_Phishing182232のフィッシング詐欺により、BAYC2体の盗難被害に遭った。盗難された2体のBAYC(#2330および#8177)は、直後にNFTトレード市場ブラーで転売され、その金額は合計70.44ETH(15万3000ドル)にのぼった。
翻訳:BeInCrypto Japan
原文:24-Hour NFT Market Slump: Top Projects Plummet in Value
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