通信大手NTTドコモの子会社NTTデジタルが28日、Web3ウォレット「scramberry(スクランベリー)」を発表した。パブリック・ベータ版は11月にリリースされ、V1.0.0のフルバージョンは24年2月に予定されている。
同アプリは、ユーザーがデジタル資産を保管、送受信できるノンカストディアル・マルチチェーン・ウォレット。秘密鍵のセキュリティを確保し、デバイス上、デバイス外に関わらずマルチシグネチャ暗号化を導入した。
ユーザーからのフィードバックに従って、高度な機能をアプリに組み込みこまれていくのが特長で、これら追加機能には、NFTやDeFiのポートフォリオ追跡、個別トークン・リスト、強化されたセキュリティ対策、分析ツールなどが予定されている。ユーザーは銀行口座とのリンクのほか、50以上の暗号通貨取引、分散型アプリケーションとの接続が可能だ。2月発売当初はイーサリアム、BNB、ポリゴン、アバランチといった暗号通貨に対応する。
NTTのブランドパワーでWeb3普及を目指す
世界的通信大手であるNTTグループによるWeb3関連事業への拡大が見られているが、NTTデジタルはScramberryをWeb3普及の中核と位置づけており、これを機に消費者向けの暗号通貨製品の開発に参入がさらに進むこととなるだろう。
Scramberryはユーザーフレンドリーな機能と高度な機能のバランスを目指し、簡素化されたオンボーディング・プロセスと、シード・フレーズなどのウォレット回復オプションを提供するとしている。同アプリはiOSユーザーにはTestFlight、AndroidユーザーにはGoogle Playをベータ版での利用が可能。24年2月には全正解向けに公式リリースの先行通知を受けるには、同サービスからインストールしておくと良い。
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
