暗号資産取引所OKXのネイティブトークン「OKB」が本日の主要上昇銘柄として浮上し、市場全体の下落傾向をよそに26%急騰した。
この取引所トークンは水曜日以降、連日で過去最高値を更新している。低調な市場環境の中での強さは現物需要の根強さを示しており、オンチェーンデータもデリバティブ市場での取引活発化を裏付けている。
OKB先物で建玉急増、投資家の強気姿勢鮮明に
Coinglassのデータによれば、OKB先物の未決済建玉は過去最高水準に達した。先物市場での参加者増加が鮮明であり、執筆時点で建玉は2,321万ドルに到達。過去24時間で100%以上の急増を記録した。
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未決済建玉は、決済前の先物契約総額を示す指標で、市場参加の度合いや投資家の確信度を測るうえで重要だ。
価格上昇局面で建玉が増加するのは、新規資金の流入を示唆する。単なるポジション回転ではなく、レバレッジをかけた買い持ちが強まり、強気トレーダーがさらなる上昇を見込んでロングを積み増していることを意味する。
このため、未決済建玉の拡大と連日の高値更新は、OKBの上昇基調に対する市場の自信が強まっていることを映している。
さらに、資金調達率の上昇も強気の見通しを裏付ける。Coinglassによれば、加重資金調達率は0.0732%と、前日のマイナス圏からプラスに転じた。これは市場センチメントが弱気から強気へとシフトし、投資家がプレミアムを支払ってでもロングを維持しようとしていることを示す。

資金調達率は永久先物の価格調整機能であり、プラスの場合はロング投資家がショート投資家に支払いを行う。強気需要が弱気需要を上回っている証左となる。
今回の資金調達率の反転は、ラリーの強さとさらなる価格上昇期待を裏付けている。
OKB強気派は260ドルを視野も、利益確定なら210ドル台へ
需要が旺盛なままであれば、OKBは過去最高値257.57ドルを再び試し、近く新たな高値を付ける可能性がある。

ただし、利益確定の売りが強まれば上昇基調を阻む可能性がある。その場合、OKBは一部値を消し、210.57ドル付近まで下落するリスクもある。
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