ブロックチェーン開発会社リカーシブが開発を行うOmni Network(オムニ・ネットワーク)は25日、2023年第3四半期にパブリックテストネットを立ち上げる計画を明かした。暗号資産(仮想通貨)メディアThe Blockが報じた。
オムニ・ネットワークは、23年第3四半期にパブリック・テストネットを立ち上げる予定。24年にメインネットを立ち上げることを目指す。オムニ・ネットワークは、アービトラム、ポリゴンのzkEVM、スクロール、コンセンシスのLinea、スタークウェアなどの主要なロールアップ・パートナーと協力し、24年中にプラットフォームのローンチを目指す。さらに、同日に発表された公式ブログによると、オムニ・ネットワークは、パンテラ・キャピタル、トゥー・シグマ・ベンチャーズ、ジャンプ・クリプトといった著名な投資会社から1,800万ドル(約24億円)の資金調達を行ったとことを明かした。加えて、今後数週間のうちにさまざまなアップデートをリリース予定。
オムニ・ネットワークとは?
オムニ・ネットワークは、イーサリアムの相互運用性レイヤーを構築するプロジェクトで、イーサリアム上のすべてのモジュール式アプリケーションを動かす中核的なインフラとして機能する。オムニ・ネットワークのプラットフォームは、別のブロックチェーンプロトコルであるEigenLayerの上に構築するように設計。異なるロールアップ間の通信を可能にし、ユーザーがさまざまなユーザーのトランザクションおw安全かつ容易にすることを目指す。
EigenLayerとは、ETHをイーサリアムにステーキングする目的でロックアップした後、そのデリバティブを活用して、別のプロトコルで再ステーキングが可能なサービス。
リカーシブ共同創設者オースティン・キング氏はオムニ・ネットワークについて「オムニは、ロールアップから別のロールアップにメッセージを送信する。ユーザーは、Omniを統合したプロトコルでトランザクションを行う。トランザクションは受信者のロールアップにメッセージを中継する責任を負うOmniバリデーターによって監視される」と説明している。
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