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ChatGPT、「GTP-4 Turbo」などの新機能を発表|OpenAI DevDay

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ヘッドライン

  • OpenAIは7日、「DevDay」を開催し、「GPT4」の改良モデル「GPT-4 Turbo」などのさまざまな新機能が発表された
  • GPT-4 Turboは12万8,000トークン、300ページ以上に相当するテキストを処理可能である
  • カスタムAIサービス「GPTs」では、コーディングの専門知識を必要とせず、日常生活や特定の業務に合わせたサポートが提供される
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ChatGPTの開発起業であるOpenAIは7日、同社初の開発者会議「DevDay」を開催した。同会議で同社は「GPT4」の改良モデル「GPT-4 Turbo」、新たなマルチモーダル機能などのさまざまな新機能が発表された

GPT-4 Turboは12万8,000トークン、300ページ以上に相当するテキストを処理可能である。入力トークンはGPT-4の3分の1のコスト、出力トークンは2倍のコスト削減が実現。より細やかなニュアンスの対話や複雑な指示への対応が可能になる。取得可能な情報は23年4月までの情報となる。

GPT-4 Turboはコスト削減を実現し、企業がAI投資を迅速に回収できるようになる。多くのAIモデル、特に自然言語処理を扱う商用APIでは、トークンの数に基づいて料金が発生することが一般的だ。スタートアップや小規模チームが生成AIを活用する際の障壁も低くなる。GPT-4 Turboは数週間内にリリース予定だ。

トークンとは、テキストを構成する最小の単位。これは、単語、句読点、文字など、AIモデルがテキストを解析する際に個別に識別できる要素を指す

10月末より有料ユーザーに提供されていたブラウジング機能・プラグイン機能・Advanced Data Analysis・画像生成をすべて併用可能な機能も発表された。このほかにも自作アプリにAIアシスタントを組み込めるAPI「Assistants API」なども発表された。

ノーコードでカスタムAIが構築可能な「GPTs」

カスタムAIサービス「GPTs」では、コーディングの専門知識を必要とせず、日常生活や特定の業務に合わせたサポートが提供される。ChatGPT PlusとEnterpriseユーザーには既に複数のGPTが導入され、今後さらに多くのユーザーへの展開が計画されている。

11月末の「GPTストア」立ち上げを皮切りに、開発者は自身のAIをアプリケーションとして公開可能になり、使用者数に応じた収益化が見込まれる。サム・アルトマンCEOによると、既に約200万人の開発者が同社APIを活用しているとのこと。GPTsの安全性とプライバシーは厳格なレビューシステムで保護され、不適切なコンテンツの共有防止が図られている。将来的にはGPTsが現実世界の業務に対応可能となり、APIを通じて外部データベースやシステムへの統合が可能になる見通しだ。

ディープフェイク検出ツールについては、今回の発表から外れたが、以前の対談でAIによる生成画像の判定精度が99%に達するとの言及があった。

アルトマンCEOは基調講演でAIの将来について触れ、コンピュータが依頼されたあらゆる作業をこなす日が来るだろうと予見。AIの安全面での課題への慎重な対応が必要であるとも指摘した。新機能「Copyright Shield」により、著作権侵害訴訟が発生した場合には同社が支援し、関連費用を負担すると明かした。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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