Blur(プロトレーダー向けNFTマーケットプレイス)のネイティブトークンは、過去24時間で約27%急騰した。これにより、NFT最大のマーケットプレイスであるオープンシー(OpenSea)との激しい競争が起きている。
Duneの分析データによると、オンチェーンデータでは、Blurの取引量は同ネイティブトークンの導入以来、2倍以上になっているとのことである。対照的に、オープンシーの市場シェアは低下しているが、これは投資家が代替のマーケットプレイスを求めているためだ。
オープンシー、ユーザー獲得に向け方針転換
オープンシーは、ユーザーの獲得増大に向け、失ったマーケットシェアを取り戻すための施策を導入し始めた。期間限定で0%の手数料体系を導入し、オンチェーンツールがないコレクションについては、オプションというかたちでクリエイター収益モデルを位置づけている。
オープンシーは、(クリエイターへの)ロイヤリティの支払いを義務付けるという点では最後のマーケットプレイスであったが、投資家がロイヤリティを支払う必要のない安価な代替品にシフトしたため、現在ピンチに立たされている。
オープンシーのクリエイターの収益を守る試みは失敗に終わったと言えそうだ。これは、クリエイターのロイヤリティを任意で設定できる他のマーケットプレイスが、昨年10月以降に取引量を伸ばしていることからみてとれる。現時点では、エコシステム全体の取引量の80%がオプションとしてロイヤリティを有するプラットフォームであり、そのほとんどが手数料ゼロへと移行している。
(オープンシーの今回の)発表に対しては、否定的な反応がほとんどである。一部のクリエイターは、オープンシーは自分たちを搾取しており、ユーザーも手数料ゼロで引き付けられた後は搾取されることになる、と主張している。
また、オープンシーはさらに多くのユーザーを引きつけるため、トークンと似たような仕組みを導入するのではないかとの見方もある。
しかし、オープンシーは、オンチェーンツールを堅持し、オンチェーンツールのないコレクションには最低0.5%のクリエイター収益モデル(売り手がさらにロイヤリティを支払うオプションを伴う)を提供する。さらに(コレクションの)販売は、Blurを含む同様の施策を行う他のNFTマーケットプレイスにおいても可能になるとしている。
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