暗号資産(仮想通貨)に懐疑的な経済学者、ポール・クルーグマン氏が、ベンモ(Venmo)のアカウントにアクセスできなくなったことで、暗号資産マニアの失笑を買った。
クルーグマン氏はTwitterで、モバイル決済サービス、ベンモでのひどい体験について不満をぶちまけた。彼は、アプリが同氏の支払いを許可せず、また担当責任者はアプリが同氏(のアカウント)をブロックした理由を説明しないと語っている。
分散型システムをアピールするプレイヤーたち
クルーグマン氏は、ベンモで中央集権型システムの恐ろしさを体験したのだが、これに対し、暗号資産支持者たちによる分散型システムを肯定する説明が相次いだ。
TwitterユーザーのNeeraj Agrawal氏は、クルーグマン氏が暗号資産を、「麻薬を買うような(違法なことに手を伸ばしている)ものでないかぎり」銀行口座、ペイパル、ベンモなどと同様のサービスを提供しているものだ、と語った古いツイートを掘り起こした。彼は、クルーグマン氏に対し、麻薬や暗殺行為を買おうとしてベンモのアカウントがブロックされたのかと皮肉った。
また、バイナンスCEO、チャンポン・ジャオ氏は、Agrawal氏のツイートに対して、「いずれは誰もが暗号資産を使うようになる 」と返信している。
マイクロストラテジー(BIプラットフォーム)の創業者であるマイケル・セイラー氏も、この機会を逃さず、ビットコインのイデオロギーをアピールした。その他、バンクレス(Bankless)、ベンチャーキャピタリストのニック・カーター氏、サークル(Circle)CEOであるジェレミー・アレア氏といった著名な業界関係者も、クルーグマン氏のツイートに返信している。
昨年12月、クルーグマン氏はニューヨーク・タイムズに 「ブロックチェーン、それは何の役に立つのか? (Blockchain, What Are They Good For?) 」と題するオピニオン稿を書き、ブロックチェーン技術は役に立たない、意味がないとの考えを示した。
同氏は(同稿で)、暗号資産市場は「フィンブルの冬(Fimbulwinter)」(終わりのない冬を意味する)にあると論じた。注目すべきは、同氏の記事掲載後、ビットコインの価格が25%以上上昇したことである。
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