月間700万以上のアクティブユーザーを持つ主要なノンカストディアルのマルチチェーン暗号資産ウォレットのPhantom Walletは5日、Suiネットワークと統合した。
Sui財団は12月5日にこの開発を確認し、両プラットフォームにとって大きな出来事を示した。
Sui、Phantom Walletで4番目のブロックチェーンに
Phantomの統合により、Solana、ビットコイン、イーサリアム以外の初のブロックチェーンがそのエコシステムに加わった。この動きにより、SuiはMoveプログラミング言語を活用する初のブロックチェーンとしてPhantomに参加した。
Phantom Walletは現在、最大のオンチェーンユーザーベースを持っている。このweb3ウォレットは今年だけで約5億6千万のオンチェーントランザクションを処理した。
「Phantom WalletとSuiの統合は、Suiエコシステムにとって大きな飛躍を表している。これにより、Suiコミュニティが求めていたいくつかの機能を備えた一流のウォレット体験にアクセスできるようになった」とSui財団のグローバルエコシステム責任者、ジャミール・カルファン氏が述べた。
この発表はPhantomにとって厳しい年の後に行われた。10月には、Phantom Walletの技術的な不具合がGrass Networkの期待されていたGRASSエアドロップへのアクセスを妨げ、多くのユーザーがトークンを受け取れなかった。
7月には、ユーザーがウォレット残高が誤表示されるバグを報告し、SNSで広範な懸念を引き起こした。Phantomは迅速に問題を解決し、ユーザーの資金が安全であることを保証した。
Suiブロックチェーン、過去最高TVL達成
Suiネットワークはこの統合後、著しい成長を遂げた。そのネイティブトークンは最近、4.40ドルの史上最高値に達した。これは1週間で20%、過去1ヶ月で110%の上昇を反映している。
また、Suiの総ロック価値（TVL）は1,720億ドルに達し、8番目に大きなブロックチェーンとなった。Suiは現在、AvalancheやPolygonのようなより著名なネットワークを超えている。
一方、CoinMarketCapのデータによると、Suiの日次取引量は100%以上急増した。Suiは過去数ヶ月でいくつかの重要な開発を見てきた。
最近、SuiネットワークはBabylon LabsとLombard Protocolと協力し、流動性ステーキングトークン（LBTC）を通じてそのDeFiエコシステムにBTCステーキングを導入した。
さらに、投資会社フランクリン・テンプルトンとのパートナーシップには、Suiのブロックチェーンイニシアチブへの財政支援とサポートが含まれている。
トークンの回復力も最近テストされた。スケジューリングのバグが原因でSuiが2時間ブロック生成を停止した後、チームの迅速な対応により価格は好意的に反応した。この回復力がネットワークの最近の価格上昇と採用の増加に重要な役割を果たした。
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