24金製のポケモンフィギュア「サーフゴー」が1万ドルで販売された。現在の金現物価格で換算すると地金としての価値は約2080ドルで、購入者は金の価値のほぼ5倍を支払う計算。
フィギュアは高さ6センチ、重さ15グラムで、国内限定で販売される。「デジタルゴールド」と呼ばれるビットコインとは対照的に、実物の金にキャラクターの付加価値が上乗せされた格好だ。
ポケモン金製フィギュアの詳細
日本の金製品ブランド「SGC」が、本作を「大黄金展」用に製作した。販売は横浜高島屋で9月30日から10月5日まで実施。黒色の段形台座に金のネームプレートを配している。
このキャラクターが選ばれたのには理由がある。サーフゴーは全国図鑑ナンバー1000番で、体がコインでできている。はがね・ゴーストタイプで、2022年発売の「ポケモンスカーレット・バイオレット」で初登場。専用特性「きんのからだ」により、相手からの状態変化技を防ぐ。
併せて展示のみの大型像2体も公開される。サーフゴー120センチ像は金箔約730枚、ピカチュウ50センチ像は約200枚を使用。
コレクターが支払うのは「ブランド価値」
水曜日の市場データによれば、金はトロイオンス当たり約4317ドルで推移している。1グラムあたり約139ドル換算となるため、フィギュア15グラムの金価値は約2080ドルとなる。残りの約7700ドルは、デザインと職人技、そして「ポケモン」ブランド代に相当する。
一方で、金属の市況はやや落ち着いてきている。1か月で約7%下落し、FRBのタカ派姿勢によって無配当資産が売られた。とはいえ、1年前比では約15.5%高の水準を維持し、1月の過去最高値からは下げている。
資金動向は堅調だ。8月の世界の金ファンドは月間流入額で2番目の規模を記録。一部のスイス投資家は、金とビットコインの分散投資で米国債務へのヘッジを強化している。CircleのArcブロックチェーンも、初のトークン化金資産を追加し、預託された地金と連動するトークンを導入した。
ただしコレクターは、こうした現物や金融価値とは異なるプレミアムを求めている。ポケモンカードはこの夏の3か月間でビットコインや株式を上回る利回りを記録。Polymarketでは8月にポケモンカードの予想市場も登場した。
今回のポケモン金製フィギュアも同様だ。購入者が重視するのは希少性やファンとしての満足度であって、地金そのものではない。リセール市場で、どこまで「ポケモン」ブランドが金価値を上回るのかが注目される。











