CoinGeckoのデータによれば、現実資産(RWA)が直近1週間で最も好調な暗号資産カテゴリーとなった。このセクターの価値は過去7日間で19.4%急騰し、過去24時間だけでも28%の上昇を記録した。
RWAトークンの市場時価総額は現在646億ドルに達している。
機関投資家の採用がRWAトークン上昇を後押し
SponsoredRWA関連トークンの急騰は、機関投資家の導入が加速していることが背景にある。大手金融機関が次々とトークン化市場に参入しており、BNYメロンとブラックロックがその先頭に立っている。
両社はトークン化マネーマーケットファンドを自社プラットフォームに統合しており、ブラックロックのBUIDLファンドはすでに総ロック価値(TVL)20億ドルを突破した。これは、トークン化が金融の世界にどれほど浸透しているかを示している。
以下、今週注目すべきRWA関連トークンを取り上げる。
CHEX、取引量増加で10%急騰
ユーティリティトークンCHEXは直近24時間で10%上昇。取引量も34%増えて270万ドルに達した。この価格上昇と出来高増加は、市場の関心が高まっていることを示す。
これは一部の小口取引によるものではなく、買いが広範に入っている可能性を示唆。買い圧力が続けば、CHEXは0.148ドルに向けた上昇が見込まれる。
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一方で、売り圧力が戻れば0.079ドル付近まで下落する可能性もある。
ONDO、強い買い圧力で上昇、強気優勢
執筆時点でONDOは0.9703ドルで取引されている。ONDO/USDの日足チャートは強気の買い圧力を示している。
バランス・オブ・パワー(BoP)指標は0.66で推移し、買いが売りを上回っていることを示唆する。BoPは買い手と売り手の力関係を測定するもので、プラス圏は買い優位、マイナス圏は売り優位を意味する。
現在の数値は需要が供給を凌駕していることを示し、この流れが続けばONDOは1.05ドルを目指す可能性がある。

逆に売りが強まれば、0.9601ドルを割り込む恐れがある。
SYRUP、RSIが成長余地を示唆
SYRUPは過去1週間で5%上昇。相対力指数(RSI)は55.13に位置し、さらなる上昇余地を示している。
Sponsored SponsoredRSIは0〜100の範囲で資産の買われ過ぎ・売られ過ぎを測定する。70以上は買われ過ぎ、30未満は売られ過ぎを示す。
現在の55.13という数値は、上昇トレンドにありつつ過熱感はなく、追加の上昇余地を残している。
Sponsored買いが続けば、SYRUPは0.502ドルを突破する可能性がある。

一方で、利益確定が広がれば0.367ドルまで戻るリスクがある。