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サトシ・ナカモトのアドレスにビットコインが送金される|ETF承認を見据えた動きなのか

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著者:
Shota Oba

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編集:
Shigeki Mori

08日 1月 2024年 22:04 JST
Trusted-確かな情報源
  • アドレス「1A1zP1eP5QGefi2DMPTfTL5SLmv7DivfNa」は6日未明、未確認の送付者がビットコインの創始者サトシ・ナカモトとされるアドレスに26.9BTCを送金した
  • コインベースのコナー・グローガンディレクターは「サトシ氏が目を覚まし、バイナンスから27ビットコインを購入し、彼らのウォレットに入金したか、何者かが100万ドルをバーンのどちらかだ」と語った
  • ナカモト氏は少なくとも110万BTCを保有しているとされている
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アドレス「1A1zP1eP5QGefi2DMPTfTL5SLmv7DivfNa」は6日未明、未確認の送付者がビットコインの創始者サトシ・ナカモトとされるアドレスに26.9BTCを送金した。同アドレスはビットコインジェネシスブロックで報酬を受け取った公開鍵に対応し、ナカモトとの関連するとみられている。

さまざまな憶測を読んだこの送金の手数料はわずか2万2753サトシ(約12.09ドル)だった。同アドレスは2009年以来、寄付により資産を蓄え、現在99.67619934BTCを保有。出金記録はない。コインベースのコナー・グローガンディレクターは「サトシが目を覚まし、バイナンスから27ビットコインを購入し、彼らのウォレットに入金したか、何者かが100万ドルをバーンのどちらかだ」と語った。ビットコインは3日、ジェネシスブロックを生成してから15年が経過した

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一方、送金元アドレスは現在残高ゼロで、過去604BTC以上を保有していたアドレスからの出庫が確認されている。同アドレスはビットコインを集め、複数のウォレットに分散していた。3つのウォレットから12のウォレットを経由してジェネシスウォレットに到達する資金の流れが確認された。送金は残高の4.4%に相当する。ナカモトは少なくとも110万BTCを保有しているとされている。

ビットコイン価格分析|短観

当社シニア・インベストメント・アナリストのヴァルドリン・タヒリ氏は8日の分析でビットコインは23年から上昇傾向にあり、週足のテクニカル分析では買われすぎの領域(緑色)に入ると上昇が加速する傾向が見られると指摘。この現象は過去の強気サイクル(黄色)でも確認された。しかし、日足の分析では異なる見通しが示されている。

エリオット波動理論に基づく分析で同氏は、ビットコイン価格が5波の上昇の第4波を完了し、大幅な上昇が予想される。現在の平行チャネルは平坦な修正を示していると指摘。同氏は一方で、日足RSIは弱気ダイバージェンスを示し、ビットコインの下落が既に始まっている可能性がある主張した。

ビットコイン価格がチャネルを抜けると、5万800ドルのレジスタンスまで15%上昇することが予想される。同氏はまた、20年11月のデータを参照すると、ブレイクアウト後にパラボリックな上昇が発生した例を挙げた。同氏はしかし、チャネルからの下振れは、ビットコイン価格がまだ修正されていることを示唆しており、3万7800ドルのサポートまで14%下落する可能性があるとした。

ビットコイン価格の動向をめぐってはビットコインETFの承認を契機とし、見方が2極化している。当社最高ニュース部門責任者アリ・マーチン氏は、ウォールストリートの格言「ニュースで売る」が働きETF承認後にはビットコイン価格が下落する可能性があると警鐘を鳴らしていた。同氏は8日、110万BTCが4万2560ドルから4万3245ドルの価格帯で購入されたことから強力なレジスタンスとして機能すると指摘。ビットコインがこの価格帯を維持すれば、さらなる上昇を妨げる顕著なレジスタンスはほぼ存在しないと主張。一方で、4万2560ドルから4万3245ドルの範囲が維持されない場合、2万6770ドルから3万220ドルの間の次の重要なサポートエリアへの下落が見込まれるとした。

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