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FTX創業者、中国政府当局への賄賂で米当局が追起訴

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米国検察当局は28日、昨年、経営破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの創業者のサム・バンクマン=フリード被告を中国当局者への贈賄罪で追起訴した。訴状によると、同被告が自身のヘッジファンドであるアラメダ・リサーチの取引口座の凍結を解除を目的に、4000万ドル相当の暗号通貨を複数の中国政府当局者に不法に送金したと主張。

中国の法執行機関は2021年、中国の2大取引所が保有するアラメダ・リサーチの取引口座を調査の一環として凍結。検察当局によれば、取引所名は明記されていないが、口座には10億ドル以上の暗号通貨が含まれていたという。同被告がさらなる取引活動の資金調達を目的に、事前に中国当局者に凍結解除を働きかけるが失敗したという。これを受け、同被告の指示のもと、アラメダの従業員はメイン取引口座から、約4000万ドル相当の暗号通貨をプライベートウォレットに送金した。加えて同被告は、この支払いの前後に賄賂を完了させるため、追加の数千万ドルの暗号通貨を送金の許可をした。

本件によりバンクマンフリード被告は、米国当局から海外腐敗行為防止法(FCPA)、贈収賄防止条項違反など13の罪で起訴を受けた。同被告はこれまでに、FTX破綻関連のほか13件で起訴されている。

報道関係者の取材に対し、同被告の広報担当者はコメントを控えた。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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