米国証券取引委員会（SEC）は26日、ブロックチェーンベースのゲームプラットフォームであるイミュータブル（IMX）に対する調査を正式に終了した。
この展開は、最近リップルに対する長期にわたる訴訟を含む、いくつかの注目の訴訟を規制当局が取り下げた後に起こった。
SEC、イミュータブル調査中止
イミュータブルの共同創設者ロビー・ファーガソン氏は、最新のX（旧Twitter）投稿でこの展開を明らかにした。
“SECはイミュータブルに対する調査を正式に終了し、執行措置は取られないことになった”と投稿した。
ファーガソンはこれをWeb3ゲームにとっての重要な勝利と称し、デジタル所有権の保護におけるその重要性を強調した。イミュータブルは、2024年11月にSECからウェルズ通知を受けた後、注目を集めていた。
SECの調査は、イミュータブルの2021年のIMXトークンの上場とプライベートセールに焦点を当て、証券法違反の可能性に対する懸念を引き起こした。しかし、イミュータブルはその立場を強く擁護した。
同社の粘り強さが実を結んだ。公式声明によれば、調査は「不正行為の発見ゼロ」で終了した。ファーガソン氏はまた、規制の監視にもかかわらず、プラットフォームが過去1年間で多くのマイルストーンを達成したことを強調した。
同社はイミュータブルzkEVMブロックチェーンを立ち上げた。3つの数十億ドル規模の企業とのパートナーシップを確保し、パスポート製品の登録者数は490万に達した。さらに、イミュータブルはゲームの提供を倍増させ、500以上のタイトルに到達した。
“世界には35億人のゲーマーがいて、Web3は彼らのデジタル所有権の問題を実用性とPMFで解決する。今回の調査を乗り越えたことは、彼らをオンチェーンに引き込むための大きな一歩だったが、まだ初期段階だ”とファーガソン氏は付け加えた。
この結果は、マーク・ウエダ代行委員長の下でのSECの暗号資産規制へのアプローチの広範なシフトと一致する。トランプ米大統領が2025年初頭に就任して以来、ジェミニを含む主要な暗号資産企業に対する注目の調査が終了した。
SECはまた、コインベース、クラーケン、コンセンシス、リップルなどの主要プレーヤーに対する訴訟も取り下げた。これは、ゲイリー・ゲンスラー前委員長の積極的な執行戦術からの後退を示している。
注目すべきは、市場がこのニュースに対して好意的に反応したことだ。BeInCryptoのデータによれば、イミュータブルのIMXトークンは過去1日で7.5%上昇した。本稿執筆時点で、0.6ドルで取引されていた。
その取引量も3桁の急増を見せ、過去1日で122.0%の増加を記録し、トレーダーの活動が活発化していることを示している。この大きな市場の動きは、イミュータブルの将来の見通しに対する信頼の高まりを反映しており、同社の法的勝利がトレーダーにその可能性に対する新たな楽観を与えている。
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