人気のミームコインである柴犬コイン(SHIB)は、昨日15日ぶりの高値を記録し、長期保有者(LTH)の活動が再び活発化した。
オンチェーンデータによれば、この投資家層の動きを示す主要指標が3か月ぶりの高水準に到達しており、経験豊富な投資家が最近の上昇を機にコインを現金化している可能性が示唆されている。
SponsoredSHIB長期保有者が休眠トークンを移動
火曜日の取引で柴犬コインが一時的に15日ぶりの高値を付けたことを受け、長期保有者が休眠状態だったトークンを移動させ始めた。この動きは、長期間保有されていたコインの移動を測定する「トークンのエイジコンシュームド」指標の急騰に反映されている。
Santimentによると、この指標は昨日2,715.48兆に達し、過去3か月で最高水準となった。
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長期保有者がトークンを動かすことは稀であり、特に価格上昇局面での移動は市場トレンドの転換点を示すことが多い。
ラリーの最中にエイジコンシュームドが急上昇する場合、長期保有者が売却している可能性を示し、市場の売り圧力を高める要因となり得る。
Sponsoredさらに、柴犬コインでは価格と日次アクティブアドレス(DAA)の乖離が継続的にネガティブとなっており、ネットワーク活動が価格の上昇ペースに追いついていないことが明らかだ。
本稿執筆時点でこのオンチェーン指標は-62.63となっており、実際のユーザーエンゲージメントからの裏付けが弱いことを示している。
柴犬コインにとって、これは今回のラリーが脆弱である可能性を意味する。ネットワーク活動が価格モメンタムに追随していないため、長期保有者の売却圧力が強まれば、短期的な調整局面に直面する恐れがある。
SHIB価格の膠着状態:サポートは維持も、弱気派が待機中
執筆時点で柴犬コインは0.00001294ドルで取引されており、0.00001187ドルで形成されたサポートを上回っている。長期保有者による売却が続けば、このサポートは脆弱化し、0.00001004ドルまでの下落を招く可能性がある。
一方で、需要が強まり上昇の勢いが加速すれば、柴犬コインは0.00001408ドルまで上昇する可能性がある。