有力ミームコインとして知られる柴犬コイン(SHIB)は年初以来、独自のレイヤー2ネットワークとなるシバリウム(Shibarium)の開発を進めている。シバリウム・ネットワークのテストネットPuppynetでは、累計トランザクション件数が1000万を突破した。これはコミュニティ内で同テストネットの利用が活発となっていることを示す。メインネット開始時期は当分先となるが、テストネットであるPuppynetは数週間前、一般公開された。
シバリウム(Shibrium)とは:
柴犬コイン開発者であるRyoshi氏により提案された、レイヤー2ソリューション。取引処理速度の向上と格安のガス代(取引手数料)を実現し、独自の分散型取引所(DEX)やメタバースのローンチを視野に入れる「柴犬エコシステム」を構築するうえで重要な開発基盤となる。
柴犬コインのブロックチェーン取引件数は増加傾向
柴犬コイン独自のブロックチェーン分析ツールPuppyscanによると、本稿執筆時点におけるPuppynetの累計トランザクションは1030万件を超え、これまでに92万1214ブロックを生成した。1ブロックあたりの平均生成時間は5秒で、ネットワークのウォレットアドレスは1500万に達している。同ネットワークにおける1日あたりの取引件数は、5月12日から30万件を上回っており、増加傾向が続いている。

柴犬コインの大量バーン|直近7日間で30億SHIBの焼却
同ネットワークのトランザクション件数が増加傾向にあることは、ユーティリティが向上し、柴犬コインのバーンが増加していることを意味する。独自のバーンイベント分析ツールShibburnによると、過去7日間で30億枚以上の柴犬コインがバーンされた。直近数週間で大規模なバーンイベントが続いたことで、柴犬コインの供給量は微減。しかし、依然として供給量は589.3兆枚を上回っている。

柴犬コイン、ツイッタープラットフォームに統合か
コミュニティ主要メンバーであるRagnar Shib氏はツイッターのリンダ・ヤッカリーノ新CEOに対し、柴犬コインをツイッタープラットフォームに統合するよう促し、実現に向けたサポートを申し出た。本件について今後実現するかどうかは不明だが、ヤッカリーノ氏は、柴犬コイン公式ツイッターをはじめ、複数の暗号資産(仮想通貨)ツイッターアカウントのフォローを開始している。
柴犬コインの展望
BeInCryptoのチャートデータによると、柴犬コインの価格は過去30日間で18%下落し、本稿執筆時点で0.00000872ドル。オンチェーン分析ツールIntoTheBlockによると、同コイン保有者の大部分が含み損を抱えている。4月以降、ぺぺコインに代表される新たなミームコイン台頭の流れが続いている。しかし、柴犬コインが人気銘柄であることには変わりない。

翻訳:BeInCrypto Japan
原文:Shiba Inu’s Shibarium Hits 10M Transaction Volume Milestone
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