メディアの報道によると、シリコンバレー銀行(SVB)は、同行破綻前にCEOがストックオプションを現金化する一方で、対象となる全従業員に年次ボーナスを支払っていた。
SECへの提出書類によると、SVBのグレッグ・ベッカー(Greg Becker)CEOは、2月27日に227万ドル分の同行株を売却した。この売却は、同CEOが1月26日に提出した10b5-1プログラム(幹部の株式売却計画)の一部としてなされたものである。
また、別のSEC提出書類によると、ベッカーCEOは納税の義務を果たすために、1月に110万ドル分の株式を売却していた。同提出書類によると、主に285ドルから302ドルの間で普通株式を売却していたとのことである。
一方、CNBCの報道によると、SVBの最高幹部(CEOを含む)は、破綻前に450万ドル相当の株式を売却していたという。

FDICの管理下に入る数時間前にボーナスを支給
Axios(米メディア)によると、SVBは3月10日、連邦預金保険公社(FDIC)が同行を管理下に置く数時間前に、米国人従業員に年次ボーナスを支給した。
ただし、同ボーナス支給はSVB破綻と同日に重なった偶然の一致とみられる。ボーナスは2022年の業績に対するもので、元々は3月10日に予定されていた。
一方、SVBの他の国の従業員に対しては、今月下旬にボーナスが支払われる予定だったが、FDICがSVBを管理することになったため、支払いが予定通り行われるかは不明。FDICは、従業員の移転を支援するため、一部従業員を45日間、SVBでの雇用を継続することを申し出ている。
SVBは救済されるか?
上記の一連の新事実により、SVBにスポットライトが集中している。(SVBは)2008年の金融危機以降で、米国で破綻した最大の銀行となり、複数のステークホルダーがすでに政府の救済を求めている。
億万長者の投資家ビル・アックマン(Bill Ackman)氏は、大手ベンチャーキャピタルが支援する複数の企業がSVBを利用していることから、政府による救済を強く要請した。アックマン氏によれば、SVBの破綻は経済に壊滅的な影響を与える可能性があるという。
さらにアックマン氏は、(2008年に)ベア・スターンズを救済した際に規制当局がJPモルガンにしたことを考えると、他のプライベートバンクがSVBを救済することはおそらくないと指摘した。
以下は同氏の発言:
「はっきり言って、救済措置は、株式保有者や経営陣ではなく、SVBの預金者を保護するために策定されるべきだ。(経営陣の)お粗末なリスクマネジメントに報いたり、リスクを承知していた株主を保護するべきではない」
暗号資産コミュニティは規制当局を揶揄
暗号資産コミュニティのメンバーの一部は、SVBの破綻を、米国の規制当局および政策立案者の偽善の証拠として指摘した。
反暗号資産派のエリザベス・ウォーレン上院議員は、規制対象の銀行が崩壊しているときに、偽物の暗号資産監査についてツイートしていたことで特に批判を浴びている。
ブロックタワー・キャピタル(BlockTower Capita)lの創設者アリ・ポール(Ari Paul)氏は「シルバーゲートはすべての引き出し要求に応えた。(それに対して)はるかに大きな非暗号資産銀行のSVBは、多くの優良企業を倒産に追いやったのだ」とツイートした。
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