シンガポール投資会社、Web3企業に資金投入計画

ビットコインが9カ月ぶりの高値を付ける中、シンガポールの投資会社BitRock Capitalは、Web3のスタートアップ企業に投資するため、1億ドルの調達を計画している。

ブルームバーグによると、BitRockは、物流不動産事業者GLPの支援を受け、1億ドルの調達が間近とのことだ。BitRockは資金調達後、中国や東南アジアの金融やブロックチェーンのスタートアップ企業に投資する計画である。

具体的な投資先は、中国のSaaS企業、東南アジアのフィンテック企業、世界中のWeb3スタートアップ企業になるとみられる。

Web3事業に流入する資金

バイナンスの元幹部Bill Qian氏も、Web3の大々的な普及を推進できる企業に1億ドルを投資する見込みだ。Qian氏はドバイに拠点を置くCypher Capitalの会長を務めている。

BeInCryptoは2023年2月、、ドイツ銀行の投資部門がドイツのWeb3スタートアップ2社への投資を目指していると報じた。

Animoca Capitalは2023年、メタバースプロジェクトに20億ドルを投入する準備を進めている。Animoca Capitalは、ブロックチェーンゲーム「The Sandbox」の親会社であるAnimoca Brandsの投資部門である。

ベンチャーキャピタルや投資会社は、2022年に「暗号資産の冬」を経験したものの、いまでも暗号資産スタートアップ企業に関心を持っていることは明らかだ。時価総額で最大の暗号資産であるビットコインは、（報道時点で）28,500ドルという9カ月ぶりの高値で取引されている。

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Takashi Higashi

国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。