人気アルトコインのソラナ(SOL)は、取引活動の急増を背景に過去1か月で約30%上昇した。投資家の参加が増加し、ソラナの先物未決済建玉は過去最高水準に達している。ポジション急増はトレーダーがSOLのさらなる上昇余地を見込んでいることを示すが、その強気見通しはどこまで正当化されるのか。
SOLの未決済建玉、8月以降300%増 ラリー継続の可能性
デリバティブ市場では、SOL先物の未決済建玉が過去最高の817億ドルに到達。Glassnodeのデータによれば、8月1日以降に300%以上増加し、価格の上昇と並行して拡大した。詳しくはこちら
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Sponsored未決済建玉は決済されていない先物契約総額を示す。価格とともに上昇していることは新規資金の流入や投機活動の強まりを意味する。
この傾向は、SOLが250ドルに向かう強気シナリオを後押ししている。さらに、清算ヒートマップは流動性が226ドル付近に集中しており、上昇を誘発する要因となり得る。
清算ヒートマップは、レバレッジポジションが清算されやすい価格帯を示す。流動性が密集するゾーンは、価格が到達した際にショート清算を誘発しやすく、買い圧力を増幅する。
SOLの場合、226ドル付近の流動性クラスターが清算の連鎖を引き起こし、価格を250ドルへ押し上げる可能性がある。
需要次第で244ドル超へ
日足チャートではRSIが62.92を示しており、買い需要の強さを裏付ける。RSIが70を超えると買われ過ぎを示すが、現状ではさらなる上昇余地が残っている。
需要が続けばSOLは244.70ドルまで上昇し、その先は252.23ドルも視野に入る。一方で買いが弱まれば、218.66ドルを割り込み、195.08ドルまでの下落も想定される。