トラスティッド

ソラナに技術トラブルが発生、約1日で復旧

5分
投稿者 Takashi Higashi
編集 T

概要

  • ソラナに技術的な問題が発生し復旧にほぼ1日かかる
  • ソラナのクラスターは26日に再起動
  • SOL価格はほぼ影響なし、0.41%上昇し22ドルをつける
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ソラナ(ブロックチェーンプラットフォーム)に、大規模な技術的問題が発生し、メインネット上でユーザーがトランザクションを完了できなくなるという混乱を招いたが、現在は復旧し完全に稼働している。

上記問題は、2月25日の未明に起きたとみられる。この日、ネットワークのアップグレードが完了していたが、トランザクションにかかる時間が大幅に遅くなり問題が発生し始めた。Solana Status(Webサイト)は、アップグレード1.13から1.14への過程で、ネットワークにブロックファイナライゼーション(block finalization)の問題が発生したことを認めている。

一方、バリデータが再起動の一時停止を余儀なくされたため、ネットワーク再起動の最初の試みは失敗した。ただ、十分な情報がなかったにもかかわらず、最終的に問題は解決されたとのことである。この間、ソラナのユーザーはプラットフォーム上でトランザクションの処理やデジタル資産の移動はできなかった。

この件については、Solana Statusページのインシデントレポート「cluster instability 」に見ることができる。同ページによると、ソラナコミュニティは2月26日01:28 UTC(協定世界時)頃にクラスター(バリデータグループのコンピュータ)を再起動させたという。

再発するソラナのネットワーク問題

今回の技術的問題は、(ネットワークの)完全な停止には至らなかったものの、過去に何度か発生したソラナネットワークの停止を思い起こさせるものとなった。昨年も、同ネットワークは異なる理由で何度も停止している。今年初めには、ソラナ財団が運営するリモートプロシージャコール(RPC:ネットワーク経由でプログラムを呼び出す技術)のエンドポイントが、バグのためにオフラインとなった。

一方、ソラナの熱心な信奉者は、最近の技術的な問題はその 「分散化 」のレベルを示していると指摘する。ステーキング・ソリューションのプロバイダーであるコーラスワン(Chorus One)は、バリデータがどのバージョンを実行するかについて議論していたと述べ、「こうした議論(にかかった時間)がなければ、1時間後には復旧していただろう」としている。「しかし、(バリデータ間で)ダウングレードするかどうか、再開するかどうか、ダウングレードから再開に切り替えるタイミングといったプロセスについてあらゆる決定事項が議論される。投票が行われることもある。結局、復旧に1時間ではなく、8〜10時間かかってしまった」とのことである。

SOL価格への影響はみられず

こうした技術的問題が発生したにもかかわらず、ビーインクリプト(BeinCrypto)のデータによると、SOL価格は過去24時間で0.48%上昇し、報道発表時点で22.88ドルで取引されている。SOL価格は過去60日間で107%上昇し、今年に入って最高のパフォーマンスを示すデジタル資産の1つとなっている。

出所: ビーインクリプト(BeinCrypto)
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国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。
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